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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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TEL: 078-265-6595

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2006-08-25 マデリン・ペルー@渋谷クアトロ
e0021965_052828.jpg マデリン・ペルーはとても気になるシンガーです。《21世紀のビリー・ホリデイ》なるキャッチ・コピーに、最初は「またまた」なんて思っていました。でも、デビュー作の『ケアレス・ラヴ』を聴いてすっかり惚れ込んでしまったんですね。
 素朴な歌声は、たしかにビリー・ホリデイを思わせます。ブルージーなフィーリングと、ちょっと古臭いジャズ・フィーリング、それにフォーク的な要素。ジャズ・シンガーの括りではあるんでしょうが、そこにとどまっていない点もぼく好みです。
 今回は10月に発売される新作『ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる21の方法』のプロモーションで来日しました。昨日の「渋谷クワトロ」は超満員。1時間弱のショウケースでしたが、キーボード(サム・ヤヘルが参加!)~ベース~ドラムスのトリオをバックにマデリンがギターを弾きながら歌うスタイルがインティメイトな感じです。

e0021965_081071.jpg デビュー作が100万枚以上売れたとかいう話を聞くと、どうしてもノラ・ジョーンズのことを思い浮かべてしまいます。彼女にしてもマデリンにしても、素朴で派手なところがあまりない作りのアルバムが100万枚とか300万枚とか売れるっていうのはどういうことなんでしょうね?
 それってとても素晴らしいことだと思う反面、こういうタイプの歌は本来なら限られたファンの間で熱狂的に支持されるタイプだと思っていました。売れるからよくないといっているわけではありません。10年くらい前なら、彼女たちのようなタイプのシンガーが100万枚単位のセールスを上げるなんて考えられなかったでしょう。
 いい時代になったと思います。地味ではあっても、心にズシンと響いてくる音楽が多くのひとから支持されているっていう状況は尊いことですから。あとは、そういう人気が一過性で終わらないことを願うばかりです。何しろ音楽ファンはぼくも含めて移り気ですから。
e0021965_085023.jpg 本音をいわせてもらうなら、いい音楽は流行に左右されてほしくないっていうことです。アーティストがどんなに強い信念を持っていても、流行ってしまえば取り巻く状況が変わります。そんなものに惑わされない強い信念を持って、自分の音楽を追求していくことはとても大変です。先回りして心配する必要などまったくないんですが、そういうことまで気にするのがぼくですから、これは仕方ありません。

 しかしそれはそれです。昨日のライヴは本当に楽しめました。マデリンがぼくの好みであるのは、淡々と歌いながらも個性的な歌唱を聴かせてくれるからです。白人ですが、たしかにビリー・ホリデイに声も似ていますし、イントネーションなんかもそっくりな場面がありました。
 ビリーもそうですが、マデリンの歌にも哀愁味が底辺に流れています。そういう歌が大好きなんですね。歌の心が伝わってくるというか、ビリーの歌にもマデリンの歌にも、心の奥底にそっとしまっておいた何らかの思いに優しく触れてくれるところがあります。こういう歌手やミュージシャンは滅多にいません。
 昨日は新作からニルソンの「うわさの男」やチャップリンの「スマイル」なんかも聴かせてくれました。全体にモノ・トーンでゆるいグルーヴ感が漂うヴォーカルには力みがまったくありません。マデリンの世界がぼくにはとても心地のよいものでした。
 そうそう、あまり目立ってはいませんでしたが、彼女はギターもかなり弾けそうです。ジャズのコードもきちんと押さえていますし、スリー・フィンガーによるピッキングもしっかりしたものでした。

 ひとつ前のブログで「息の長いアーティスト」について書きました。あと何年生きられるかはわかりませんが、マデリンの歌には生きている限りつき合っていけそうな予感を覚えました。またひとり、本物のアーティストを見つけることができた夜でした。
by jazz_ogawa | 2006-08-26 00:16 | ライヴは天国 | Trackback(2) | Comments(7)
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Tracked from 音楽無料試聴サイトMOVA at 2006-10-06 16:12
タイトル : ビリー・ホリデイ  Billie's Blues
音楽無料試聴サイトMOVAです。今回はビリー・ホリデイを記事にしてみました。よろしければ覗いてください。... more
Tracked from kumac's .. at 2006-11-04 11:50
タイトル : Madeleine Peyroux『Half The P..
 巷では、ダイアン・クラールの新作がガンガン電波に乗って聴こえてきますが、kumacとしては、今、最高に聴けてうれしいジャズ・ボーカルアルバムは、このマデリン・ペルー『ハーフ・ザ・パーフェクト~幸せになる12の方法か』です。前作、FMのジャズ番組でノックアウトされて... more
Commented by forcek at 2006-08-26 00:54 x
小川さん、いったい今まで何人がビリー・ホリデイのキャッチ・コピーを使ったんでしょうねー(笑)ただ俺はまだ彼女を聴いてないので、何とも言えませんが(笑)でも小川さんが今回トップの画像に使ったマデリン・ペルーの写真は何とも魅力的ですね(笑)やっぱ人の心をつかむミュージシャンは、その人が持つ空気感をどれだけ音と共に一瞬に感じさせられるかですねー(笑)
Commented by jazz_ogawa at 2006-08-26 07:52
forcekさん、マデリンの歌は渋い感じですね。この渋いところが、ぼくの気分と合ったみたいです。
Commented by kiku at 2006-08-27 01:12 x
小川さん、こんばんは。今日はなぜか一日中頭の中で「UN POCO LOCO」の1stテイクが鳴り続けていて参りました(笑)。ところで、マデリン・ペルーはちょっと前にジャケ写を見た時からなんとなく気になっていました。このルックスでビリー・ホリデイっぽいっていうのがちょっと想像がつきませんね。でもそんな意外性にも魅力を感じます。ちょっと期待してそのうち聴いてみようと思います。それから話は変わりますが、たまたまジャケ買いとかをしたアルバムが大当たりだったりするともう天にも昇る気持ちになりますね。これこそ音楽ファンの醍醐味ですね。
Commented by jazz_ogawa at 2006-08-27 01:14
kikuさん、マデリン・ペルーはたしかにルックスとまったく違う印象のヴォーカルを聴かせてくれます。でも、面白いことにしばらく聴いていると、それがとても自然に思われてきました。
ジャケ買いですが、その最たるものがブルーノートの諸作じゃないでしょうか?
Commented by kiku at 2006-08-27 01:33 x
小川さん、そのとおりです!今、少しづつブルーノートのCDを買い進めているところなんですが、ジャケットがどれもほんとにカッコイイ!!CDサイズではとても物足りません。LP盤で揃えたくなってしまいます。特に気に入ったものだけでも、オリジナル盤とはいかないまでも中古LPで手に入れてみようかと思っています。(最近感動したのはジミー・スミスの「AT THE ORGAN Vol.1&2」のジャケットです!)
Commented by jazz_ogawa at 2006-08-27 11:26
kikuさん、ぼくもブルーノートのコレクションを始めた動機のひとつがジャケットのよさにありました、色使いなんか渋いし、文字だけのものもありますが、それが却ってかっこよく見えたものです(いまもそうですが)。
Commented by mlm at 2006-08-29 16:43 x
力を感じます。ちょっと期待してそのうち聴いてみようと思います。それから話は変わりますが、たまたまジャケ買いとかをしたアルバムが大当たりだったりするともう
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