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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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小川隆夫ONGAKUゼミナール
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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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「3月文化講演会」@神戸
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2006-05-31 ニューオリンズよ蘇れ!
2006-05-31 ニューオリンズよ蘇れ!_e0021965_20365481.jpg 昨日はカナダ大使館、そして今日はキリスト品川教会に行ってきました。どちらも普段は縁のないところです。何故そんなところに行ってきたかというと、それぞれの場所でレコード会社のプロモーション・イヴェントがあったからです。
 まずは今日のイヴェントから。これは嬉しい内容でした。何しろ目の前でエルヴィス・コステロとアラン・トゥーサンが、ふたりだけでミニ・ライヴを開いたからです。27日に発売された両者のプロジェクト作品『ザ・リヴァー・イン・リヴァース』のショーケースです。
 コステロは6月2日に一度だけのコンサートを東京フォーラムで開きます。それに合せて、ニューオリンズの伝説的なミュージシャンにしてプロデューサーのアラン・トゥーサンを招き、今日のお昼過ぎから品川の教会でプロモーション・イヴェントが開かれました。

2006-05-31 ニューオリンズよ蘇れ!_e0021965_20374499.jpg 昨年の夏、ハリケーン・カトリーナがニューオリンズを直撃しました。その直後に、ウイントン・マルサリスの呼びかけで、チャリティ・コンサートがニューヨークで開かれています。ふたりによる久々の共演がそのときに実現しました。
 そこで意気投合した彼らは、さっそく共演作品の制作に着手します。そして、先日ニューオリンズで開かれた音楽フェスティヴァルの「ニューオリンズ・ジャズ&ヘリテッジ」にも登場して大反響を巻き起こしたのです。
 そのことをニュースで知ったぼくは、このアルバムの発売を心待ちにしていました。そんな矢先に届いたのが、プロモーション・ライヴの招待状でした。

2006-05-31 ニューオリンズよ蘇れ!_e0021965_20423846.jpg ふたりのミニ・ライヴに先立って、シンガーの中島美嘉が登場しました。トゥーサンがピアニストとして参加したシングル盤「ALL HANDS TOGETHER」を6月7日にリリースするからです。ステージでは、この曲と「What a Wonderful World」を、トゥーサン+バック・バンド+20名くらいの黒人コワイアと共に歌いました。なお、このシングルの売り上げ金は一部がニューオリンズへの義援金になります。
 トゥーサンつながりとニューオリンズつながり。こうやって音楽の輪が広がっていく姿を見るのは気持ちがいいことです。トゥーサンがステージで語っていました。「カトリーナは大きな災害をもたらしたが、ミュージシャンにはブッキング・エージェントのような役割を果たしてくれた」
 たしかにその通りです。カトリーナ以降、世界のあちこちでニューオリンズのミュージシャンがコンサートやライヴを開く機会が持てるようになりました。そして今日のような、考えもつかない共演も実現しているのです。

 教会でプロモーション・イヴェントを開いたのもグッド・アイディアです。400人も入れば一杯になる中規模の教会で、コステロがトゥーサンのピアノだけをバックに歌い、ときにギターを持ち、曲によってはふたりでデュエットをします。1曲目の「ザ・シャーペスト・ソーン」では、途中でステージから降り、聴衆の中に入って生声でも歌ってみせました。
 シンガーとして、現在もっとも油が乗っているコステロ。教会の荘厳な雰囲気の中で、ニューオリンズ伝来のソウルフルな歌をうたう姿は感動的でもありました。独特の雰囲気を持つトゥーサンのピアノも渋い味わいで、コステロの歌を盛り上げます。何と心の温まるひとときだったでしょうか。
 しかしぼくには本業があるので、4曲目が終わったところでうしろ髪を引かれながら会場をあとにしました。帰りにもらったセット・リストによれば、全部で11曲を歌ったようです。その中にはアルバム未収録の曲もいくつかありました。残念でしたが、本業があるからこそ音楽の仕事もあると思っているので、これも仕方のないことです。

2006-05-31 ニューオリンズよ蘇れ!_e0021965_20425191.jpg 昨日のカナダ大使館では、新人シンガーのソフィー・ミルマンによるプロモーション・ライヴがありました。大使館の地下2階にあるホールが会場で、こちらは200席強といった広さでしょうか。
 彼女は、3月に全米発売されたデビュー・アルバム『ソフィー・ミルマン』が日本のHMVやタワー・レコードでジャズの売り上げナンバー・ワンになり、iTUNES USAでもジャズ・アルバムの週間チャートで1位を獲得するなど、内外で注目を集めています。アルバムは日本でも7月の発売が決定し、そのためのプロモーションとしてライヴが開催されました。
 ソフィーは23歳の大学生です。年齢のわりに堂々とした歌唱で、ジャズ・シンガーとしていい雰囲気を持っていると思いました。若いのに保守的な歌をうたう彼女です。低音をいかしたヴォーカルはジャズ・シンガーの王道を行くもので、好感が持てました。
 どうしてカナダ大使館でこのイヴェントが開かれたかといいますと、ソフィーがカナダに在住しているからです。生まれはロシアで、その後にイスラエルを経てカナダに移住した経歴が、若いのに彼女の歌を熟成させたのかもしれません。この日も英語、フランス語、ロシア語で歌いましたし、今度は日本語でも何か歌ってくれるかもしれません。楽しみなシンガーが登場したことは間違いありません。今後の活躍を見守っていきたいと思います。
 
by jazz_ogawa | 2006-05-31 20:51 | ライヴは天国 | Trackback(1) | Comments(14)
Tracked from ♪♪♪yuricoz c.. at 2006-06-02 07:50
タイトル : 今日は、エルビス・コステロ♪が・・・
今日は、「山梨への旅」をちょっと休憩して、、、 大好きなエルビス・コステロ♪について 本日、国際フォーラムに行かれる方がうらやましい!! 当日券並んじゃおうかな?と真剣に当日に悩む私。。 ←このごろ聞いているCD♪ ※こちらについては、小川さんのブログをご覧ください♪^-^ 兄からいっぱいもらったこのバンド!! 「UNITE FOR NEW ORLEANS」 と書いてあります。 ハリケーン被害に見舞われたニューオリンズへのチャリティーとして売られていたそうで、ホワイトバン...... more
Commented by miki3998 at 2006-06-01 00:25 x
コステロといえば、私は映画『ノッティングヒルの恋人たち』の「SHE」という歌が大好きです。ジャズのお話でなくてすみません。
 
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-01 00:39
miki3998さん、ジャズの話でなくいいんです。ぼくも「SHE」は大好きです。あんなに美しいメロディを情感豊かに歌えるシンガーってなかなかいないと思います。ぼくはコステロの声も好きです。
Commented by kanami at 2006-06-01 01:36 x
中島美嘉といえば私もついこないだの土曜日に見ました。またまたJAZZのお話しではないですが・・・(^^;
実はマイケル・ジャクソンの緊急来日で、MTV授賞式に行ったのです。マイケルが来るのは前の晩に発表になって、もちろんチケット持ってないから、早めに並んでレッドカーペットだけを見たのです。そのレッドカーペットの面々の中に中島美嘉がいたんですね。たくさん日本のスターがいたけど、わたしにはやっぱりマイケル!BADツアーのころからファン歴約20年です。生マイケルは10年ぶりで一大事です。その土曜日、約束をドタキャンして友達をひとり失いました・・・(苦笑) でも、レッドカーペットで奇跡的にすごい写真が撮れちゃったのです!1メートルくらいの至近距離にいれたし!・・・と、まだ興奮気味です。自分の興奮ばっかり話しちゃってゴメンナサイ!こういう“はやる気持ち”をここに書き込む方とわかちたくて・・・ときれいにまとめてみますw
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-01 07:51
kanamiさん、お久しぶりです。マイケル・ジャクソン好きだったんですね。最初の来日時に、ミュージシャンやスタッフのためのドクターとして雇われ、すごーくそばで彼の姿を何度も見ました。羨ましいでしょう。
Commented by forcek at 2006-06-01 13:45 x
小川さん、朝ボケーっとTVを見てたらコステロとアラン・トゥーサンと中島美嘉がインタビューされていたのですが、これだったんですね(笑)ソフィー・ミルマンまだ聴いてませんが良さそうですね、カナダはダイアナ・クラールの次は彼女ですかねー。
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-01 16:35
forcekさん、昨日のイヴェントはフジテレビが収録していましたから、それじゃないですか? こういうイヴェントを関係者だけでなく、一般にも提供してくれたらいいのに、と思います。
Commented by kanami at 2006-06-01 22:40 x
お久しぶりです♪・・・そ、それはうらやましすぎます!!最初の来日というと、87~88年のBADツアーですね!87年のときは小学生で、すでにファンだったけどライブに行くのはどうしてもダメと親に言われてしまって。当時横浜に住んでいたので、風の強い日は横浜スタジアムから結構聴こえてきたんですよ!それを聴いて悲しくて泣いたのを覚えています(苦笑。88年は中学生になってて、母親と東京ドームに行きました。考えてみるともう20年近くも前なんですねー。年齢的にはだいぶ大人になったんですけど、やっぱり来日となるとはしゃいでしまいます。性格がミーハーなのはこれからも変わらなさそうです(苦笑。
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-01 23:59
kanamiさん、そのときはマイケルやバック・ダンサーなんかが怪我をするかも、ということで雇われました。幸か不幸かマイケルは怪我もせず無事ステージを務めたので、直接の遭遇はありませんでした。ただし、特権でステージ脇の至近距離からコンサートを観ることができました。
Commented by yuriko at 2006-06-02 02:54 x
うらやましいです!!エルビス・コステロ大好きです!!「オリバーズ・アーミー」が20年前から大好きです。兄は、もちろんコステロ好きですが、ニューオーリンズも大好きで、ニューオリンズ復興バンドを私は10個ぐらいもらいました。(笑) JAZZ講座の時にもつけていたので、小川さんに見てもらえばよかったな~と今更思いました。1度コステロは、来日が中止になったので心配してたのですが、ちゃんと来ていてくれたんですね♪
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-02 08:53
yurikoさん、今回はタワーでサイン会もやったみたいですね。コステロも好きですが、ぼくはアラン・トゥーサンも大好きで、カトリーナ以来また活動が活発になってきたことを嬉しく思っています。
Commented by yuriko at 2006-06-02 11:16 x
サイン会があったんですか~。ファン失格ですね。。うちの旦那様は、アラン・トゥーサンが来てたなんて!!とびっくりしていました。1回しかしないんですね~。。。
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-02 11:35
yurikoさん、しかもアラン・トゥーサンとのふたりでやったみたいです。昨日は、10日にイヴェントをやる「Blue Jay Way」でもトゥーサンの単独ライヴがありました。ぼくも気がつくのが遅くてチケットが手に入らず、見逃してしまいました。
Commented by 山田♪ at 2006-06-02 18:23 x
アラン・トゥーサン ファンです。ローウェル・ジョージのLITTLE FEAT経由でその存在を知り、もう今となっては来日や単独ライブなんてないだろうと思っていたのに。今回の来日に関しては何にも知りませんでした。単独ライブまでやったとは!トホホ・・・。初来日なんですかネ?もう来ないんだろうなー。小川さん仰る通りここのところその名前がマスコミに出てきて、活動が伝えられ元気そうなのが何よりです。しょうがないですからCDでも聞きます。
Commented by jazz_ogawa at 2006-06-03 00:00
山田さんもトゥーサン好きでしたか。今回の来日は急遽決まったようで、ぎりぎりまでヴィザが間に合うかどうか大変だったみたいです。
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