昨日は南青山にある「Body & Soul」でTOKUのライヴを聴いてきました。6月から新しいイヴェントを始めることになり、9月に予定している2回目でTOKUをフィーチャーすることになっているからです。
TOKUは相変わらずの気だるいヴォーカルというか、独特のTOKU節のような歌い方でいい味を出していました。ぼくが行ったのはセカンド・セットで、2月に発売した新作『ア・ブランニュー・ビギニング』からの曲が中心でした。
このアルバムではMISIAの「Everything」で知られる松本俊明の書き下ろしも収録されていて、ジャズのジャンルを超えたTOKUならではの世界が展開されています。昨日のステージでも、全体にジャジーな雰囲気はあるのですが、そこにポップな味わいも加味され、ぼくの好きなタイプの歌や演奏の数々が披露されました。
今回スタートさせるイヴェントは団塊の世代を対象にしているので、アダルト・オリエンテッドでわかりやすいジャズが狙いです。TOKUは主催者側の希望で決定したのですが、ぼくも彼のことは頭にあったので、昨日のライヴを観てイヴェントのイメージをある程度具体化させることができました。
さて、そのイヴェントですが、6月から「Takao Ogawa Presents」のタイトルでジャズのライヴを始めます。1~2ヵ月に1回の割合で、都内のジャズ・クラブや小さめのコンサート・ホールなどを借りての開催です。
主催は6月からスタートする小僧comという会社です。この会社は、そろそろ定年を迎える世代(つまりぼくたちの世代が対象)に向けてのビジネスをやる会社です。以下は同社によるイヴェントの紹介です。
「小僧comはアクティヴなシニア(団塊世代)に向けたコミュニティ・ビジネスを展開していこうという会社です。今年の2月に会社を設立し、6月中旬からサービスサイトをオープンして本格的なサービスを開始する予定です。
SNSなどを使ったウェブサイト上のコミュニティ・サービスはもちろんですが、現実的な場でのコミュニティ・サービス(様々なイヴェントやセミナーなど)の提供も目指しています。
そのひとつとして、この年代にはたいへん関心の高いJAZZについても、積極的にイベントを開催していきたいと思っています」
というわけで、下のようなライヴを1回目として6月10日(土)に原宿の「Blue Jay Way」で開催します。
→詳細はこちらwww.kozo-japan.com
入場料は1ドリンクつきで、わざと8400円と高めです。これは、通常のライヴとは差別化を図るためです。このライヴでしか聴けない趣向を凝らすのが「Takao Ogawa Presents」の役割です。
演奏に先立っては、20分ほどお話をして、その後は演奏をはさんで木住野さんとのお喋りも盛り込む予定です(と勝手に決まっていました)。ジャズは知らないけれどちょっと興味があるシニア世代向けの内容を目指しています。つまり、ぼくのような世代にとって居心地のいい空間が作れればいいと思っています。突き詰めるなら、ぼくが楽しめて居心地のいい空間作りが目標です。自分が楽しめなくちゃ、意味ないですもんね。
問題は20分のトークです。木住野さんとのおしゃべりは掛け合い漫才みたいになると思いますが、ひとりで20分、いったい何を話せばいいんでしょう? ボサノヴァとかジャズについての話を主催者側は期待しているんでしょうが、誰でもできる話をしたって仕方がないし、という気持ちもあります。何か面白いアイディアをお持ちの方は教えてください。
ところで主催者側はシニア向けのイヴェントと位置づけていますが、年齢制限をしているわけではありません。若い方でも団塊の世代より上の方でも、興味のある方はぜひともご参加ください。
ちょっと金額は高いですが、良質な音楽は生活にゆとりを与えてくれます。「仕事も大切ですが、一度しかない人生ですから楽しみも大切にしましょう」というコンセプトがこのイヴェントだと解釈しています。
あと、明日はもうひとつの新イヴェント「NY JAZZ探訪」の1回目を田園調布でやってきます。こちらはお陰さまで定員一杯になっているようです。後日、その模様は報告しますので楽しみにしていてください。