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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「ジャズメン、ジャズを聴く」

「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
TALK EVENT■
小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
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コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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2023-09-04 Ann Burton
1974.4.14 Ann Burton 銀座ヤマハホール 4.24 郵便貯金ホール

2023-09-04 Ann Burton_e0021965_23591583.jpeg

アン・バートンは好きで来日するたびに聴きに行っていた。ヤマハホールはピアノ・トリオとの共演で、サンプラザではシャープス&フラッツがバックの豪華版。

2023-09-04 Ann Burton_e0021965_23593841.jpeg
2023-09-04 Ann Burton_e0021965_23595143.jpeg
2023-09-04 Ann Burton_e0021965_00000427.jpeg


『伝説のライヴ・イン・ジャパン 記憶と記録でひもとくジャズ史』よりhttps://amzn.asia/d/bVUdQzg

2023-09-04 Ann Burton_e0021965_00001612.jpeg

『アン・バートン/バイ・マイセルフ・アローン』(LP)
日本フォノグラム/East Wind EW 7007
URLなし

[Side One]
① カム・レイン・オア・カム・シャイン(ジョニー・マーサー、ハロルド・アーレン)4:48
② レット・ミー・ラヴ・ユー(バート・ハワード)5:10
③ メイ・アイ・カム・イン?(ジャック・シガール、マーヴィン・フィッシャー)2:09
④ ラヴ・イズ・ネセサリー・イーヴル(ジャック・シガール、マーヴィン・フィッシャー)3:53
⑤ オー・マイ・ホワット・アイ・アム(ドン・マクリーン)4:01
⑥ バイ・マイセルフ・アローン(アーサー・シュワルツ、ハワード・ディーツ)1:50
[Side Two]
⑦ イエスタデイ・アンド・イエスタデイズ(ジョン・レノン&ポール・マッカートニー/ジェローム・カーン、オットー・ハーバック)2:53
⑧ バースデイ・ソング(ドン・マクリーン)2:50
⑨ アイ・クッド・シー・ミー・ナウ(カール・シグマン、アーサー・ウィリアムズ)8:08
⑩ ザット・オールド・フィーリング(リュー・ブラウン、サミー・フェイン)3:07
⑪ トラヴェリン・ライト(ジョニー・マーサー、ジミー・マンデイ&トラミー・ヤング)4:59

アン・バートン(vo)
②-④⑥-⑧:宮沢昭(sax, fl) 中牟礼貞則(g) 佐藤允彦(p, elp, arr) 稲葉國光(b) 小津昌彦(ds)
1974年4月28日 東京・青山「ビクター・スタジオ」で録音

①⑤⑨-⑪:宮沢昭(sax, fl) 小川俊彦(p, arr) 稲葉國光(b) 小津昌彦(ds)
1974年4月29日 東京・青山「ビクター・スタジオ」で録音

 1年ぶりにアン・バートンが来日した。今回は各地のクラブを中心にツアーをして回り、帰国前に吹き込んだのがこのアルバム。バートンは日本で5枚のレコードを残しているが([172][本作][306][307][309])、その中でもっともジャジーな内容になったのが2枚目にあたる本作だ。ほかはすべて同行したピアニストが一緒である。この作品に限っては、一緒に来たニコ・ビューニンクを起用せず、佐藤允彦と小川俊彦がピアノを担当し、曲によって宮沢昭と中牟礼貞則が加わる編成が取られた。
 今回はこうした伴奏陣で、編曲も佐藤と小川が担ったことから、変ないい方になるが、日本的なテイストを感じるアルバムになった。要は、ほかの3作はいつものバートン、こちらは日本でしか制作できない内容、ということである。これは主導権や主従関係の問題ではなく、アルバムの中に封入された空気感の違いだ。
 レパートリーにはバートン好みの曲が選ばれている。とくにこの時期、彼女が気に入っていたドン・マクリーンの〈オー・マイ・ホワット・アイ・アム〉〈バースデイ・ソング〉、それとブロッサム・ディアリーが1964年の作品『メイ・アイ・カム・イン?』(キャピトル)で発表した〈メイ・アイ・カム・イン?〉〈ラヴ・イズ・ネセサリー・イーヴル〉を取り上げたところにこだわりが感じられる。
 バートンの魅力は選曲の親しみやすさにもある。本格的なジャズ・チューンも歌うが、本作のドン・マクリーンやザ・ビートルズ、それ以外にも、ジェームス・テイラー、キャロル・キング、イーグルス、ポール・サイモンなどの曲を歌ってきた。
 そもそも彼女が本国オランダで認められたのは、71年の『バラード&バートン』(CBS・ソニー)で歌ったソニーとシェールの〈バン・バン〉がヒットしたからだ。そんなバートンが、この作品では日本のトップ・ミュージシャンを得て、バートン節を全開させる。

by jazz_ogawa | 2023-09-03 23:58 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(0)
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