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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2006-02-18 天からの授かりもの
 「天からの授かりもの」
 リチャード・ボナのステージを観ていると、いつもこの言葉が浮かびます。10年近く前、1997年のことだったとと思います。ジョー・ザヴィヌルのグループで彼は初来日しました。そのときに、渋谷の「QUATTRO」でザヴィヌルから紹介されたのがボナでした。
 このときは彼も若くてちゃらちゃらした印象だったのですが、ステージでベースを弾く姿に圧倒されました。そこにはジャコ・パストリアスそっくりの超絶技巧を駆使するベーシストの姿があったからです。以来、ボナのプレイには注目してきました。

e0021965_135649.jpg 4年前の「ブルーノート東京」。そこで彼がリーダーとなったグループを初めて観ました。そのときの感動は言葉で表せません。「ブルーノート」のステージに神様が降りてきたようでした。テクニックに一層の磨きがかかっていたことは言うまでもありません。しかし、そんなことはどうでもよかったんです。大切なのは、彼の音楽がとても温かだったことです。大地に寝転がって、そのぬくもりを肌で感じる──。そんな気持ちになれる音楽をボナは聴かせてくれました。
 ジャコ・パストリアスの面影も強いし、サウンドはウェザー・リポートの影響を受けています。それでも、ボナにしかできない音楽がそこでは繰り広げられていました。テクニックの凄さを音楽の力とせず、音楽に寄せる愛情が演奏に温かさを加えていたのです。ぼくにはそう感じられました。
 これぞ「天からの授かりもの」だと思いました。もちろん、ボナがここまでくるのには、ひと並外れた努力を重ねたことでしょう。才能に恵まれ、その才能に溺れず努力を積み重ねた結果がステージに結実していたのだと思います。

 昨日の「ブルーノート東京」でも、ボナは4年前の感動を再現してくれました。シンガーとしても類い稀な美しい声の持ち主である彼は、以前にも増してベースとヴォーカルを一体化させ、心に残る歌と演奏の数々を聴かせてくれました。
e0021965_13562287.jpg こういう音楽をどう説明したらいいのかわかりません。ジャズをベースにしたワールド・ミュージックとでも言うんでしょうか? それはメンバーの多彩さにも表されていました。
 ボナはカメルーン出身です。サックスのアーロン・ハイクはアメリカ、キーボードのエティエンヌ・スタッドウィックはオランダ、ギターのイーライ・メネゼスはブラジル、ドラムスのアーネスト・シンプソンはキューバ、パーカッションのサミュエル・トレスはコロンビアといった具合です。
 この国籍不明バンドが演奏する音楽は、言ってみればウェザー・リポートのアフリカ・ヴァージョンみたいなものでしょうか? でも、随所でボナにしか表現できないサウンドが示されていました。
 このいかつい顔をしたボナの音楽に、ぼくはどうしていつも他愛もなく感動してしまうのでしょう? 2年半ほど前にインタビューした際、そのことを彼にぶつけてみました。答えはこうでした。
 「ぼくは音楽で平和を訴えたいと願っている」
 最初に会ったときのちゃらちゃらした印象はすっかり消えてなくなっていました。たまたま9.11が話題になっていたこともあって、こんな答えが返ってきた部分もあります。しかし混迷するアフリカに生まれたボナにとって、平和は生涯の命題なのでしょう。
 アメリカに住んでブッシュ政権を批判していたボナ。彼はきっと強い意識を持って、音楽をクリエイトしているのだと思います。その思いが、ぼくの心の中にある何かを刺激するのでしょう。

 昨日の「ブルーノート」でも、ぼくの神様は素晴らしいベース・プレイと美しい歌声を聴かせてくれました。こんなひとの音楽が聴ける喜び。帰りに知人と食事をしながらも余韻に浸っていました。そして、ちょっと興奮して、知人を相手に喋りすぎてしまったようです。彼らにしては迷惑な話だったかもしれませんが。

 最後になってしまいましたが、今日は駒場東大前での「ONGAKUゼミナール」です。この報告は、明日にでも書きます。
by jazz_ogawa | 2006-02-18 14:04 | ライヴは天国 | Trackback(4) | Comments(6)
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「どんなことがあっても、私たちはこの素晴らしい世界に包まれているのだ」そんな気分にさせてくれる歌です。こんな歌がある世界は「素晴らしい世界」だと思います。... more
Commented by kozo at 2006-02-18 23:17 x
小川さん、こんばんは!
bonaのLive、観に行かれたのですね。。。いいなぁ、うらやましいです。
ブルーノート大阪でも公演!ってことで友人と行こうか、
どうしようか相談してたのですけど、
ちょうど仕事が忙しくなりそうな時期なこともあって、
散々迷った挙句に断念しました(ToT)
チケットとって、行けなかったら悲しいですから

bonaのアルバムは「Tiki」しか持ってませんけど
歌が、風を肌で感じるように自然に身体に入ってくる感じがします
声が優しいし、どことなく懐かしい感じがしますねぇ
Commented by itabashi_1 at 2006-02-19 01:31 x
小川さん、「ONGAKUゼミナール」Vol.7、ストーンズ誕生から今に至るまで、取って置きのお話を極めつきの選曲と共に伺えありがとうございました。余韻を楽しみながら書いてます。

たまたま今日はジョニー・ミッチェルの野外コンサートにジャコ・パストリアスがパット・メセニーらと共に登場した映像を見てから駒場へ向かいました。ジャコもまた「天からの授かりもの」を惜しげもなくわれわれに授けてくれたように思います。

不覚にもリチャード・ボナはじっくり聴いたことがなかったのですが、音楽も古くなっても新しいものがどんどん登場してきますね。私もせっかく音楽に感動する心だけは授かっておりますようなので余生の楽しみにいたします。またよろしくお願いいたします。

ゼミナールには爺一点混じりましたが「世界一のロックバンドにたまたいるいるジャズ・ドラマー」チャーリー・ワッツと同い年(それがどうした!?)ということでお許しを
Commented by jazz_ogawa at 2006-02-19 23:33
kozoさん、ライヴに行けず残念でしたね。『TIKI』いいですよね。ぼくもiPODで聴きながら「ブルーノート東京」に行きました。
Commented by jazz_ogawa at 2006-02-19 23:35
itabashi_1さん、昨日はお越しいただきありがとうございました。また、立ち話しかできず申し訳ありませんでした。itabashi_1さんのフットワークのよさをぼくも見習いたいと思っています。
Commented by kozo at 2006-02-23 23:07 x
小川さん、こんばんは。
iPodですかぁ、ボクは初代のオーナーです(w
iPodっていえば、いま流れてるウィントンのTV-CM
めっちゃくちゃ、カッコいいですよね!
iTMSでウィントンのアルバムも買ってしまいましたけど
live映像が、またカッコいい!
すかしたウィントンよりも、「熱い」ウィントン、最高です!
Commented by jazz_ogawa at 2006-02-24 00:06
kozoさん、ぼくも即ウイントンの音と映像を買いました。あれで450円はお買い得でしたね。
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