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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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2006-01-25 Mike Stern@Blue Note Tokyo
 昨日は久しぶりにマイク・スターンのライヴを「ブルーノート東京」で観ました。このひと、いい意味でも悪い意味でも以前とまったく変わっていません。メンバーはボブ・フランセスチーニのテナー・サックス、アンソニー・ジャクソンのベース、そしてデニス・チェンバースのドラムス。この面子なら、ファンならずともサウンドの予測がつきますよね。

 自分でもギターを弾いていたことがあるので、ギタリストにはことのほか興味があります。マイク・スターンのプレイは、マイルスのグループで聴いたのが最初ですから、それから25年が過ぎたことになります。そのときのロック的な響きが強く印象に残ったことを、「ブルーノート」のステージを観ながら思い出しました。
e0021965_2321847.jpg 前半は割とおとなしめでした。バンドが一体となってがんがん行きそうにはなるのですが、次の瞬間、ブレーキがかかってしまいます。乗っていないわけではないんですが、構成上そうしているんでしょうね。一緒に観ていた平野啓一郎さんは、終わってから「ウインダムヒルのレコードを聴いているみたい」なんて言っていました。
 ところが後半はひとが変わったように凄い内容になりました。デニス・チェンバースが大暴れをして、バンド全体を引っ張り始めたんです。こうなるとマイク・スターンも負けていません。「どうして出し惜しみしていたのよ」と言いたくなるほど面白いフレーズが次から次へと飛び出してきました。
 ふたりに煽られて、サックスのボブ・フランセスチーニも大ブローです。それでもひとりすまし顔で淡々とベースを弾くアンソニー・ジャクソンの姿が微笑みを誘います。このひと、いつも機嫌がいいのか悪いのかわからないような感じで、表情を顔に表しません。しかし、ぐいぐいグルーヴするベース・プレイを聴けば、乗っていることは一目瞭然です。
 マイク・スターンもアンソニー・ジャクソンもデニス・チェンバースも、相変わらずぼくにとっては最高のプレイヤーです。10年以上前にデニスの初リーダー作品をプロデュースしたんですが、あのときとルックスもプレイもまったく変わってないことに気がついて、ほっとした気分になれたのはどうしてなんでしょうね?

 デニスのリーダー作をつくることは、ぼくの夢のひとつでした。でも、恐れ多くてリーダー作を作りたいなんて切り出せなかったんです。その時点で、彼はフュージョン・シーンにおける最高のドラマーのひとりになっていました。ひっぱりだこの人気者で、マイルス・デイヴィスの誘いも断ったほどですから。
e0021965_2323326.jpg GRPやアトランティックからオファーが来ている話も聞いていましたし、無名の新人プロデューサーであるぼくなんかおこがましくて、という感じでした。ところがあるレコーディングに参加してもらったのをきっかけに、ぼくたちはすっかり意気投合したんです。
 そんなこんなでいろいろと話をしているうちに、リーダー作を作ろうということで盛り上がりました。ぼくにしてみれば棚からぼた餅です。それからふたりでメンバー選びと選曲に取り掛かりました。デニスは曲が書けません。しかし、彼にはいろいろなひとから「演奏してほしい」とオリジナル曲が寄せられていたんですね。それらを聴きながら、アレンジャーにジム・ベアードを起用してのアルバム作りが始まりました。

 いい話があります。アンソニー・ジャクソンから、一面識もないぼくのところに電話がかかってきたんです。
 「デニスのレコーディングに参加したい」
 びっくりしました。予算の関係で、頼みたいけれど頼めないと諦めていたのがアンソニー・ジャクソンなんですから。その本人からの電話を受けて、ぼくはどきどきしながら、「予算的にちょっと・・・」と切り出しました。
 「ギャラはいくらでもいいよ」
 日ごろから世話になっている親友のためならお金は二の次でいい。普段はこわもてのアンソニー・ジャクソンですが、実は心の優しいひとでした。それも、デニスとの友情があればこそです。

 デニスもひと柄のよさでは最高です。こんなにいいひとは滅多にいません。アルバムにはボブ・バーグやジョン・スコフィールドなんかも参加してくれました。有難いことに、みな格安のギャラです。いつもデニスには世話になっているからと、彼らが恩返しをしてくれたんですね。
 デニスはアルバム・タイトルをこう決めていました。
 『ゲッティング・イーヴン』
 「これで貸し借りなしだ」。あるいは「貸しは返してもらった」とでも言いたかったのでしょうか?

 「ブルーノート東京」で大暴れをしているデニスのプレイを聴きながら、思いは10数年前のニューヨークのスタジオにトリップしていました。あのときのプレイが昨日の演奏に重なっています。デニスは変わっていません。でもこの普遍さがとても心地よく感じられました。
by jazz_ogawa | 2006-01-25 23:08 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(13)
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Commented by kanami at 2006-01-25 23:57 x
小川先生、こんばんは!平野啓一郎先生と一緒に行かれたんですね。きっとまたステキな語らいをされたんでしょうね~。後ろからでもこっそり聞いていたかった♪
私は今週末、エリック・ベルショのコンサートに行ってきます。うちから徒歩ですぐの板橋区立文化会館です♪ライヴはたのしみ♪
Commented by jazz_ogawa at 2006-01-26 00:19
kanamiさん、いつもコメントありがとうございます。
ライヴ終了後、近くのインド料理屋さんに行き、またいろいろな話で盛り上がってしまいました。kanami さんには申し訳ありませんが楽しかったですよ。
Commented by forcek at 2006-01-26 17:38 x
知らなかったです、ジャマル以外でもマイルスの誘いを断った中の彼は一人なんですねーデニス・チェンバースはPファンクでもよく聴いてましたが、彼のファースト・リーダー作も小川さんがプロデュースしていたんですね(驚)。
Commented by やす at 2006-01-26 23:24 x
こんばんわ。ブルーノート、恥ずかしなが一度も行ったことありません。一度行ってみたいです。今後行われるライブの中で、初心者でも楽しめる(気分が楽しくなる)お薦めのライヴがあれば、教えて下さい。よろしくお願いします。
Commented by jazz_ogawa at 2006-01-27 01:01
forcekさん、デニスにとってはマイルスよりP-ファンクだったんですね。大分いい思いをしたらしいですよ。
Commented by jazz_ogawa at 2006-01-27 01:02
やすさん、それでは今度みんなで行きましょうか?
Commented by HEP at 2006-01-27 13:08 x
アルバムタイトルの話、本当にいい話です。あったかい話ありがとうございました!
Commented by jazz_ogawa at 2006-01-27 18:40
HEPさん、ありがとうございます。ぼくもデニスの人柄がよく出たタイトルだと思っています。
Commented by やす at 2006-01-28 01:12 x
おお!それは素晴らしいですね♪
ぜひぜひお願い致します★
ライブの生音、楽しみです!!!
Commented by jazz_ogawa at 2006-01-28 10:36
やすさん、それじゃぁハッシーとゴメスも交えて予定を考えましょう。
Commented by kanami at 2006-01-28 14:59 x
小川先生、こんにちは。今日は朝日カルチャーに行きたかったのですが、予定がかちあって無理でした。残念!
初心者向けライブ企画、わたしも是非ノリたいです♪
Commented by jazz_ogawa at 2006-01-29 00:44
kanamiさん、2月18日(予定)にはまた駒場東大前でトーク・イヴェントを行ないます。今回は、お約束のビル・エヴァンスではなく、来日直前ということで急遽ローリング・ストーンズ特集にしました。お時間あればいらしてください。
Commented by やす at 2006-01-29 02:09 x
了解致しました。よろしくお願いします♪
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