
おかげさまで『証言で綴る日本のジャズ』出版記念トーク&ライヴの第2弾、代官山「レザール」でのイヴェントも盛況で終えることができました。ご来場の皆様、本当にありがとうございました。
昨日は、後藤芳子さん、中牟礼貞則さん、稲葉圀光さん、佐藤允彦さんをお迎えし、ぼくのリクエストでさまざまな組み合わせによるパフォーマンスを楽しむことができました。こういうライヴができたことも感無量です。
それからこの4名の方以外にも拙著に登場してくださった石塚孝夫さんと中平穂積さんにいらしていただけました。ほかにも関係者の方々がお見えになってくださり、本当に有り難いことと感謝しています。お集まりくださった方々には窮屈な思いをさせてしまい申し訳ありませんでした。
昨日のプログラムはこういうものです。
【ファースト・セット】
佐藤允彦ソロ
佐藤允彦+稲葉圀光
佐藤允彦+稲葉圀光+中牟礼貞則
佐藤允彦+稲葉圀光+中牟礼貞則+後藤芳子
【セカンド・セット】
中牟礼貞則
中牟礼貞則+稲葉圀光
中牟礼貞則+稲葉圀光+後藤芳子
中牟礼貞則+稲葉圀光+後藤芳子+佐藤允彦
ひとりずつ増えていくスタイルです。こういうライヴを以前からやってみたかったので、ぼくにとっては夢が実現した一夜になりました。
ジャズの歴史を生き抜いてきた人間国宝級のひとたちです。打ち合わせもリハーサルもなしのぶっつけ本番。それでビックリするほどスリリングなパフォーマンスが聴けました。
個人的にはめったに聴くことがなかった中牟礼さんのクール・スタイルに圧倒されました。こんなプレイをするのは、親友だったという故高柳昌行さんと中牟礼さんぐらいでしょう。本当にすごかったです。
中牟礼さんが加わったことで稲葉さんも佐藤さんもスウィッチが入ったのか、爆発するようなプレイを連発。これも圧巻でした。このメンバーでこの組み合わせ。いまではまず聴けないものを実現させることができて、ぼくとしてはファン冥利に尽きた一夜です。それもこれも関係者とご来場いただいた皆様のおかげと思っています。本当にありがとうございました。