大きなスクリーンでも観たくて、年内のスケジュールを考えると昨日しか時間がなかったので、思い立って「ヒューマントラストシネマ有楽町」で観てきました。
レナード・フェザーから始まり、トミー・フラナガンや当然のことながらビル・エヴァンスなど、実在の人物がいろいろと登場して、ジャズ・ファンはジャズ・ファンなりに、そうでないひとはそれなりに楽しめる映画でした。
泣けるのは、終盤で父親から電話がかかってくる下り。モニカはかなりキツイ女性ですが、こういうひと、好きです。その彼女と父親の関係も映画の重要なポイントになっています。
しかし、やっぱり歌うシーンが一番。いろいろなシチュエーションでモニカ役のエッダ・マグナソンがお馴染みのスタンダードをスウェーデン語で歌います。それがどれも印象的。
ぼくの本業に絡んだことでいうと、モニカは強い脊柱側彎症を患っていました。そのため1999年に引退してしまうんですが、そのことは映画の中で一切触れられていません。それを加味すると別の話になってしまいますから、触れなくて正解かもしれませんが。
ところでエッダ・マグナソンの「ブルーノート東京」公演はすでにソルドアウトだそうです。席は確保してあるんですが立ち見になるかも。こちらもいまから楽しみ。