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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
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小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
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TEL: 078-265-6595

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2014-10-21 ジョン・アバークロンビー@丸の内「コットン・クラブ」
2014-10-21 ジョン・アバークロンビー@丸の内「コットン・クラブ」_e0021965_16105805.jpg
 このカルテットで来日したピアニストのマーク・コープランドに誘われ、最終日の昨日、観てきました。

 ジョン・アバークロンビーといえば、デイヴ・ホランド&ジャック・ディジョネットと組んだ『ゲイトウェイ』に胸が踊ったことを思い出します。あとはマーク・ジョンソン&ピーター・アースキンとのトリオもよかった。

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 あのころは勢いに任せての激しいプレイが持ち味でしたが、久しぶりに聴いたライヴでは繊細な響きの中にときおり顔をのぞかせる野生味が心地よく、これはこれで十分に魅力的なものでした。

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 ひとつひとつの音を確かめるようにしてフレーズを紡いでいく姿からはジム・ホールに通ずるものも感じます。その彼にぴったり寄り添うようにピアノを弾くマークもよかった。

 20年以上も前にぼくが作った彼のアルバムでは、もっと大胆なところもあったけれど、いまのマークも相変わらず素敵なピアニストです。

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 ファースト・セットが終わったところでしばし旧交を暖めました。ぼくも大病をしたけれど、彼もいくつかの大きな病気を克服していまは元気いっぱい。

 彼のレコーディングに参加してもらったデニス・チェンバースは夏にスペインで倒れ、現地のICUに運び込まれました。その話を向けると、「その後にメールで回復中であることを確認した」とのこと。一安心ですが、予断は許せません。

 病気談義になってしまったのはお互いに歳を取ったせいでしょう。でもこうしてふたりして元気にそれぞれの活動ができて、「お互いに幸せだねぇ」ということで意見は一致。

2014-10-21 ジョン・アバークロンビー@丸の内「コットン・クラブ」_e0021965_16101611.jpg
 そもそもアダム・ホルツマンのレコーディングにデニスを起用し、それで意気投合しデニスのリーダー作を作らせてもらいました。そのときに「俺は4ビートも得意だ」というので、「それならマークのレコーディングに参加してくれない?」、と頼んで実現したのが、『ストンピン・ウィズ・サヴォイ』という作品。

 当時のデニスは再結成されたブレッカ・ブラザーズに参加していて、それならと一計を案じ、そのときのブレッカー・ブラザーズからランディ・ブレッカーとジェームス・ジーナス、そしてそのころのレコーディングに何度か起用し、彼らとも相性がいいことからサックスにはボブ・バーグに声をかけ、「フュージョン派が4ビート・ジャズを演奏する」というコンセプトで作ったのがこの作品。

 ちなみにそのころ、ぼくはジョン・アバークロンビーも別のレコーディングに起用したことがあります。そちらはハーヴィー・シュワルツがリーダーで『アライヴァル』というアルバム。これは2ギター・カルテットで、もうひとりのギタリストがミック・グドリックでドラムスがマーヴィン・スミッティ・スミス。

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 その話をマークにしたら、「それじゃ楽屋でジョンに挨拶したら?」となりました。「たぶん覚えてないよ」といったんですが、「いいから、いいから」ということで楽屋に闖入。

 マークがその話をすると、「どこかで見たことがあると思っていた」とジョン。しかもびっくりしたことに『アライヴァル』のレコーディングだと、記憶も明瞭。自分が作ったアルバムを、タイトルまで含めてきちんと覚えていてくれたことに感激です。食事中、邪魔してすいませんでした。

2014-10-21 ジョン・アバークロンビー@丸の内「コットン・クラブ」_e0021965_16102086.jpg
 ぼくはあまり旧交を温めるタイプじゃないんですが、たまにはこういうのもいいですね。

【出演メンバー】
John Abercrombie (g)
Marc Copland (p)
Phil Donkin (b)
Anthony Pinciotti (ds)
2014年10月20日 「丸の内コットン・クラブ」 ファースト・セット


by jazz_ogawa | 2014-10-21 16:20 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(0)
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