
「レザール」のことはあんまり書かないんですが、昨日はご機嫌なライヴを観たので、ちょっと紹介。
クリヤ・マコトさんのライヴは久々です。9月にはポーランドですごいコンサートが控えているクリヤさん。

その前哨戦のような感じで行なわれる短い国内ツアーの1日目。メンバーはベースが早川哲也さん、ドラムスが大坂昌彦さん。

大坂さんとはしばらくお会いしていなかったんですが、相変わらずのシャープなドラミングは、クリヤさんの自在なタッチやフレージングにピッタリ。早川さんも見事な相性の良さで、さすが名手3人による演奏には飽きることがありません。
トリオによるツアー日程は以下のとおり。
■8/20(水)代官山レザール(03-3496-1374)
■8/21(木)神戸クレオール(078-251-4332)
■8/22(金)豊橋シャギー(0532-55-3377)
■8/23(土)名古屋スターアイズ(052-763-2636)
(名古屋のみ:徳田智史(b)、黒田和良(ds))
そして先にも触れましたが、9月にクリヤ・マコト=シルヴェスター・オストロウスキー・クインテットでポーランド・日本・インドネシア・ツアーも敢行するそうです。
このグループはインターナショナルな顔ぶれです。
クリヤ・マコト:ピアノ from 日本
シルヴェスター・オストロウスキー:サックス from ポーランド
ピョートル・ヴォイタシック:トランペット from ポーランド
エシェット・オコン・エシェット:ベース from アメリカ
ニューマン・T・ベイカー:ドラムス from アメリカ
そしてポーランドで開催されるコンサートが凄い! 以下はマネージメントからの紹介を引用します。
「今年民主化25周年を迎えるポーランド。本ユニットは、9/12(金)にワルシャワ王宮で行われる民主化25周年記念式典でパフォーマンスを行う事が決定しました。コモロフスキー現大統領、ワレサ元大統領のスピーチに続いて演奏を行うそうです。
通常ならクラシックや国民的ポップスターの登場となるところですが、ポーランドでジャズは民主化の象徴。また民主化と言えば言論・報道の自由と並んで経済の自由化も重要です。
本ユニットは、世界第一・第二の経済大国で同時に民主主義国でもあるアメリカ、日本のアーティストを含むコラボレーションという点でも注目を集めております。昨年国営ラジオでのライブ放送、それに前後するヘヴィー・ローテーション以来、ワルシャワで
最もホットなユニットとなっております」
クリヤさんはジャズを通じての文化交流にも力を入れている方ですから、まさに「わが意を得たり」でしょう。昔から熱心に取り組んできた成果がこういう形になって表されることに、ひとごとではありますが、とても嬉しい気分です。ますます応援しなくちゃ。

それはそれとして「レザール」ではクリヤさんを中心に大盛り上がり。とくに後半が凄かった! ピアノの上にずらりと並べられた譜面も圧巻。
【出演メンバー】
クリヤ・マコト(p)
早川哲也(b)
大坂昌彦(ds)
2014年8月20日 「代官山 レザール」 ファースト&セカンド・セット