
暑い盛りですが、8月に2回、9月にも2回、「ONGAKUゼミナール」が開催されます。いずれもいまのところガラガラ。とくに来週の土曜日、8月9日の「60年代音楽シリーズ」はほとんどひとが集まっていません。どうなるんでしょう?
ということで、いまいちど宣伝を。
8月9日のテーマは「When I'm Sixty-Four~1964年の奇跡」。
ぼくが64歳になったのにひっかけて、それとはまったく関係はないんですが、1964年の音楽を聴こう、というイヴェントです。

どうして「奇跡」かというと、半世紀前のこの年はぼくにとって奇跡的な1年だったんですね。ビートルズを初めて聴き、ボサノヴァにも出会い、偶然のことながらマイルスの初来日公演も観ています。さらにはベンチャーズのコピー・バンドを始めたのがこの年のこと(写真も半世紀前のぼく)。
東京オリンピックもあったし、『平凡パンチ』と『ガロ』も創刊されたし。そんなこんなで、この年にこういう体験が重ならなければ、いまのぼくはどうなっていたか。ぼくにとっては実に奇跡的な1年でした。
ということで、当日は64年の日本というか東京ですね、そこがどんなところだったか、そしてぼくがどんな中学2年生だったかを、勝手に熱く(苦笑)語ります。
そんなの誰も聞きたくないでしょう。ということで、ほんの数名だけ、奇特な方が予約をしてくれていますが、「な~んだ、そんなイヴェントなのか」と思ってキャンセルしないでね。
8月9日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽シリーズ 第23回:When I'm Sixty-Four~1964年の奇跡』
@渋谷百軒店(ひゃっけんだな)「PANAMA JOE's」 渋谷区道玄坂2-19-1(03-3461-9047)
開場:17:30 開演:18:00 会費:2500円(1ドリンク付き)
以後の「ONGAKUゼミナール」もガラガラです。興味のある方はぜひお越しください。
【今後の「ONGAKUゼミナール」】

8月30日(土) 『小川隆夫×内山繁 クロス・トーク「Mt. Fuji Jazz Fes. 10年の軌跡」』
開場:17:30 開演:18:00 会費:3000円(1ドリンク付き)
ご予約・問い合わせ:お店までお電話、
音楽ジャーナリスト小川隆夫とフォトグラファー内山繁のクロストーク第3弾。
80年代~90年代にかけて開催された伝説のジャズ・フェス、「マウント・フジ・ジャズ・フェスティバル」。多くの大物ミュージシャンが一堂に会する、夏の風物詩とも言える音楽イヴェントでした。
そのイヴェントを、カメラのファインダーを通して観てきた内山繁と、舞台裏でミュージシャンの肉声を聞いてきた小川隆夫が語り尽くします。
まずは、開催のきっかけとなったNYでの「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」の話題から、内山繁撮影の写真とともにお楽しみください。

9月6日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~トーク・ライヴ』(第7回:平戸祐介プレイズ・ブルーノート)
@代官山「Lezard(レザール)」 渋谷区猿楽町2-5 2F(03-3496-1374)
開場:18:30 開演:19:00 会費:4000円(フリー・ドリンク)
ご予約・お問い合わせ:お店までお電話、
「よそでは聴けない」を大きなテーマにしている『小川隆夫ONGAKUゼミナール~トーク・ライヴ』。7回目となる今回は、人気絶頂のグループ、quasimodeを率いるピアニストの平戸祐介が登場。彼とホストの小川隆夫が愛するブルーノートの名曲の数々をトークとソロ・ピアノでじっくり味わいたいと思います。

9月27日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール』(第33回:「Mt. Fuji Jazz Fes. 10年の軌跡~音楽編」)
@銀座「le sept」 中央区銀座6-7-19 ミクニ銀座ビル7F(03-5537-2388)
開場:17:30 開演:18:00 会費3000円(1ドリンク付き)
ご予約・問い合わせ:お店までお電話、
8月30日に三軒茶屋の「Whisper」で開催する『小川隆夫×内山繁 クロス・トーク「Mt. Fuji Jazz Fes. 10年の軌跡」』と対をなす企画。
「Whisper」ではジャズ・フォトグラファーの内山繁氏が撮影した写真を見ながらのトーク・セッションですが、こちらは音楽を中心に伝説のジャズ・フェスティヴァルを振り返ります。フェスティヴァルにミュージシャン御用達の医師として関わった10年間。どんなエピソードが飛び出すか。