27日の金曜日に観てきました。場内はソルドアウトの超満員。
今回は原点に戻っての新作『BRASIL』を引っ提げ、7月に発売されるそのアルバムでプロデューサーも務めたマリオ・アジネーを迎えてのライヴです。
3ホーンも含む豪華なバックを得て、ギターを弾きながらの「イパネマの娘」からスタート。イントロとエンディングも洒落ていて、最初から小野リサさんの世界に入ることができました。
もう1曲を歌ったところでマリオ・アジネーが登場。ここでギターをバトン・タッチして、リサさんはヴォーカルに専念。
今回は60年代のボサノヴァにスポットライトを当ててアルバムを作ったというだけあって、お馴染みの曲が次から次へと出てきました。
大半がブラジル '66で聴いた曲です。ということは、いかにこのグループがボサノヴァの普及に貢献したかということでもあります。ぼくの心は60年代に置いてきてしまいましたから、この選曲はサイコーでした。
そのうち「60年代音楽シリーズ」でブラジル '66を中心にしたA&M特集でもやろうかしら? なんてことを思った一夜でした。
「小野リサ “BRASIL” with special guest マリオ・アジネー」
【出演メンバー】
小野リサ(ヴォーカル、ギター)
Mario Adnet(vo,g)
Chico Adnet(p)
David Silverstein Christopher(b)
Shingo Yamaguchi(ds)
Luiz Gustavo Anacleto Da Silva(sax,fl)
Luis Valle(tp)
Masaaki Ikeda(tb)
2014年6月27日 「南青山 ブルーノート東京」 ファースト・セット