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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
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2005-12-17 KO Project
2005-12-17 KO Project
 昨日は浜離宮朝日ホール(小ホール)で菊地雅章とグレッグ・オズビーのデュエットを聴いてきました。8月に発売した『Beyond All』(55 records)がすごく面白かったし、ライヴはもっと期待ができそうに思えたからです。創造性をとことん追求するふたりなので、行くまでは「今日はお勉強をしてくるかな」の気持ちでした。e0021965_1420562.jpg
 ところが、このふたり、やっていることはたしかに難解ですが、とても面白い。まるで知的な会話を楽しんでいるようで、「お勉強」をするどころか、ぼくもふたりの会話にずんずんと引きずり込まれてしまいました。

 菊地さんは、ニューヨーク時代に親しくさせてもらったピアニストです。彼はどんなときでも一切の妥協をしません。演奏に意識を集中していないと、すぐに置いていかれてしまいます。その姿勢が衰えるどころか、ますます顕著になっていることが確認できたのもよかったです。
 ぼくがニューヨークに行こうと思った理由のひとつが菊地さんでした。彼がニューヨークに移り住んで数年後のことです。『スイングジャーナル』にギル・エヴァンスとの対談が載っていたんです。その内容が、ぼくにはさっぱりわかりませんでした。ジャズのことなんかほとんど話していないのです。民族音楽のことや、その他の音楽がニューヨークではいかに面白いか、そんな話で盛り上がっていました。
 そのさっぱりわからないことが、ぼくのジャズに対する思いに火をつけたんですね。日本でぬくぬくとジャズを聴いてわかったつもりになっていた自分を恥じたんです。実はジャズの奥深さがなーんにもわかっていなかった。ぼくも彼らの話についていけるようになりたい──。そんな思いがニューヨーク留学に拍車をかけました。
 そして運よく、ニューヨークで菊地さんの知己を得たのです。彼のロフトとぼくのアパートが同じ20丁目にあったので、ひところは3日と空けずに入り浸っていました。そのときに話したいろいろなことが、ぼくのジャズに対する聴き方や接し方に大きな影響を与えています。
 グレッグともいろいろなことがありましたが、それはいずれということにしておきましょう。

 菊地さんとグレッグのデュエットには、聴くまで「どうなんだろう?」という疑問符がついていました。日野皓正=菊地雅章クインテットにもグレッグは参加していましたが、そのときの彼にあまりぴんとくるものがなかったからです。それは音楽の焦点が日野さんと菊地さんに当たっていたからで、ある程度は仕方のないことでした。
 この疑問は、菊地さんのソロ・ピアノが終わってグレッグが加わり、彼がアルト・サックスで数音を吹いたところですぐに解消されました。実に自然な形でふたりの音とフレーズが絡み合っているんですね。見事な会話になっていました。e0021965_14212543.jpg
 楽器同士のデュエットは、言葉が介在しないだけに、ひとによってはとんちんかんなやりとりになってしまいます。友人と話していても噛み合わないことがあるのと同じです。話題がずれていたり、言っていることが理解できなかったりすれば、話は噛み合いません。相手の話をきちんと聞かずに自分が言いたいことを言ってしまうこともあるでしょうし、適当に相槌を打つ場合もあるでしょう。
 デュエットもまったく同じです。この日の菊地さんとグレッグのデュエットでは、最後まで触発的でイマジネイティヴな会話が続きました。ほとんど即興だったと思いますが、互いに言いたいことを言いながら、相手の主張もしっかり受け止め、それに対してきちんと自分の考えを述べる。これはすごく上質の漫才にも通じています。ふたりの間にはぼけとつっこみも認められました。
 あっという間の2時間半。終わったあとにふたりが浮かべた表情がすべてを物語っていました。完璧主義者の菊地さんがあんなに優しい笑顔を見せたのも珍しいんじゃないでしょうか。
by jazz_ogawa | 2005-12-17 14:31 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(2)
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Commented by decoppati at 2005-12-19 11:41
会場で小川さんをお見かけしました。
緊張感があり、非常にabstructiveでありながら
聞き手が自然に集中して没頭することのできる素晴らしいライブでした。
GOが東京で演るのは久しぶり、
相変わらずの創造力豊かな演奏が楽しめました。
小川さんとGOとの「いろいろあった」とおっしゃる関わり、
是非伺いたいです。
面白く気安い人ですが、本当はかなりひねくれて難しいんですよね。
今回は、50になったらセミリタイアするって構想を語ってました。
Commented by jazz_ogawa at 2005-12-19 19:33
decoppatiさん、こういうライヴは啓発されますね。ぼくは好きです。グレッグのことですが、そのうち書きます。音楽には真面目でなかなかいいやつですよね。
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