
結局本日もポールのコンサートは中止となり、そろそろ出発しようかなと思っていたところで、連絡が入りました。残念無念。でもウイルス性炎症っていったいなんのことですかね?

それはそれとして、昨日の「le sept」にお集まりいただいた方、どうもありがとうございました。
今回のテーマは「来日アーティストによるライヴ・イン・ジャパン」。ぼくが行ったときに録音されたアルバムもいろいろあって、懐かしく聴きました。

ライヴ・レコーディングですから、どうしても演奏時間の長いものが多く、10曲しか選べませんでした。
キャノンボール・アダレイとかビル・エヴァンスとか、みなさんと一緒に聴きたかったアルバムはほかにもいろいろあったんですが、そちらは「Jazz Conversation」で紹介する手もありますね。

それで。今後の予定です。おかげさまで5月31日は満席になっていますが、キャンセルが出る可能性大なので、興味のある方はとりあえずコクチーズまで。
その次の6月7日、こちらはガラガラでちょっと心配です。

この日のゲストであるKANKAWA(aka寒川敏彦)さんは、その昔、関西制作の『11PM』(火曜と木曜に放送)でオルガンを弾いていたひとです。その後、ジミー・スミスに弟子入りし、いまや後継者としても存在感を大きなものにしています。
そんな寒川さんが6月7日のイヴェントではオルガン・ジャズのさらなる可能性に挑んでくれます。その心意気にぼくは応えたい。そう思ってご出演をお願いしました。興味のある方はぜひご来場を。
【今後の「ONGAKUゼミナール」】

5月31日(土) 『小川隆夫と聴くマイルス・デイヴィス~生誕88年記念』
@ 銀座「Blue Eyes」 中央区銀座1-20-15(03-3564ー4155)http://www.miles5.co.jp/
開場:14:00 開演:14:30 会費:2000円(+1ドリンクオーダー)
ご予約・お問い合わせ:お店までお電話、
今回は、マイルス・デイヴィスがコロムビア時代に残した名演の数々を臨場感あふれる高音質で楽しみます。使用するのは2006年に日本で会員向けに限定発売された高音質LPと、LP盤を聴くには最高の機材であるレーザー・ターンテーブル。これらを用いてアコースティック時代にマイルスが残した骨太のサウンドを再現します。

6月7日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~トーク・ライヴ』(第6回:KANKAWA プレイズ・ソロ・オルガン~未知への挑戦)
@代官山「Lezard(レザール)」 渋谷区猿楽町2-5 2F(03-3496-1374)
開場:18:30 開演:19:00 会費:4000円(フリー・ドリンク)
ご予約・お問い合わせ:お店までお電話、
「よそでは聴けない」を大きなテーマにしている『小川隆夫ONGAKUゼミナール~トーク・ライヴ』。6回目となる今回は、KING OF ORGANのKANKAWAさんが登場。
「KANKAWA プレイズ・ソロ・オルガン~未知への挑戦」と題し、オルガン・ソロで、いったいどんな演奏が可能なのか、これまでにない挑戦をお願いしています。
今回も小川のサディスティックな要望に、KANKAWAさんがどんな回答を聴かせてくれるのか、ぜひ確かめにお越しください。きっとこの上なくユニークで楽しいものになると確信しています。

6月21日(土) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール~60年代音楽シリーズ 第22回:スインギン・シクスティーズ』
@渋谷百軒店(ひゃっけんだな)「PANAMA JOE's」 渋谷区道玄坂2-19-1(03-3461-9047)
開場:17:30 開演:18:00 会費:2500円(1ドリンク付き)
次回の「60年代音楽シリーズ」は「スインギン・シクスティーズ」がテーマ。1960年代後半のロンドンはファッションや音楽を中心に大きな盛り上がりを示していました。キンキー・サウンドのザ・キンクス、カーナビー・ストリートで猛威を振るっていたモッズの代表格ザ・フー。もちろんストーンズも「スインギン・シクスティーズ」の主役です。そうしたグループを中心に、1960年代後半のUKロックを紐解いてみようと思います。

7月6日(日) 『小川隆夫ONGAKUゼミナール@「ちぐさ」~ブルースとは何ぞや?』
@横浜野毛「ジャズ喫茶ちぐさ」 神奈川県横浜市中区野毛町2-94(045-315-2006)
開場:15:30 開演:16:00 会費:3000円(1ドリンク付き)
ブルースはジャズやロック、さらには歌謡曲にも「~ブルース」というタイトルが用いられるなど、さまざまな音楽で重要な形式になっています。今回はその原点に触れつつ、さまざまな音源を用いて「ブルースとは何ぞや?」という疑問に答えを出せればと思います。
当日はブルース・シンガー、ブル松原さんにも代表的なブルースをいくつか歌っていただき、ブルースの魅力を実感していただきます。