
一昨日の10日ですが、日本ルイ・アームストロング協会主催で、サッチモのドキュメンタリー映画の試写会に参加しました。会場となったのは青山のユニバーサルミュージック。

日本のサッチモこと協会の会長であるトランペッターの外山喜雄さんはサッチモのさまざまな映像のコレクションもお持ちで、その中からとくに貴重なものを2本観させていただきました。

まずは『エンターテインメント作戦(Operartion Entertainment)』と題された10分ほどの映像。これは1967年12月20日にABCテレビで放映されたものだそうです。
ベトナムに向かう兵士の前で演奏した模様を3曲紹介したライヴ映像で、中でも「この素晴らしき世界」のライヴ映像はほとんど残されていないので貴重だとか。
このあとは65分ほどのドキュメンタリー映画『サッチモは世界を廻る』が上映されました。
こちらは、1956年、CBSのニュース・キャスター、エド・モローが制作し、ヨーロッパでの大歓迎、黒人奴隷の故郷アフリカ黄金海岸に里帰りしたシーン、また、ニューヨークに凱旋帰国しレナード・バーンスタイン指揮のニューヨーク・フィルとサッチモのバンドが共演した「セントルイス・ブルース」、しかも会場には作曲者で目の見えなくなっていたW.C. ハンディも列席、という興味深い内容でした。

そして最後は外山喜雄さんご夫妻を中心としたミニ・セッション。ニューオリンズ・ジャズもいいですね。

以前から、「Jazz Conversation」のゲストにご夫妻をお招きしたいと思っていたので、この日はそのお願いもしてきました。ご夫妻によるニューオリンズ・ジャズのライヴをスタジオで聴けたら最高なんですけど。