

昨日は雪のちらつく10時過ぎに家を出て、品川発のひかり509号で豊橋に行き、そこで名鉄に乗り換え東岡崎に。豊橋の駅でピアニストの佐藤允彦さんと会い、一緒に東岡崎にある「岡崎市図書館交流プラザ りぶら」に行ってきました。。

ここには岡崎在住のドクター・ジャズこと内田修先生のジャズ・コレクションが展示されています。
その内田先生が残された膨大なテープから貴重な演奏を集め、現在『内田修ジャズ・コレクション』と題したCDのシリーズが進行中。その監修者が佐藤さんで、不詳わたくしめがライナーノーツ執筆という大役を仰せつかっております。
3月発売予定の第2弾がギタリストの高柳昌行さんにスポットライトを当てた作品。生前の高柳さんと深いきずなで結ばれていた内田先生の思いを実現させるのがこのCDです。

ということで、先生へのインタヴューがメインの東岡崎行きでした。展示室には内田先生宅にあった「ドクターズ・スタジオ」が再現されていて、インタヴューはそこで行いました。

このことについては時期が来たら紹介するとして、今回は「内田修ジャズ・コレクション」について。

想像以上に立派な展示でした。

展示されているレコードは定期的に変わるとのこと。

先生ゆかりのミュージシャンが使用していた楽器もあります。これは富樫雅彦さん特注のドラムス・セット。

宮沢昭さん愛用のテナー・サックス。

そしてこちらは原田政長さんのベース。

初期のライヴ・レコーディングに用いられたソニーのスリー・セヴン。このテープ・レコーダーを担いで、先生は名古屋から夜行列車で東京に出向き、何度も「銀巴里」のセッションを録音していたそうです。

名古屋の「ヤマハ・ジャズ・クラブ」で開催した定例コンサートの記録も。

地下にある保管庫には膨大なレコード・コレクションその他がほぼ整理された形で眠っています。

先生が録音されたテープは800本以上あり、それらがCDのシリーズで少しずつですが紹介されることになっています。こちらにもご期待ください。