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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


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2005-11-30 赤松敏弘ライヴ
 日本のミュージシャンのライヴに行くことが多いこのごろです。別に意識しているわけではありませんが、昨日(11月29日)も原宿の「ブルー・ジェイ・ウェイ」でヴァイブ奏者の赤松敏弘さんのライヴを聴いてきました。
e0021965_22403441.jpg
 赤松さんの演奏に初めて触れたのはいまから15年以上も前です。当時から彼は周囲を振り向かせるほどのイノヴェーターでした。そのしばらくあとに、ぼくは友人と組んで、新宿の「ピットイン」で月に一度「ナウズ・ザ・タイム・ワークショップ」と題したコンサートを主催するようになりました。これは、有能な若手に演奏の機会を与えることを目的にしたイヴェントです。動機は、有名アーティストしか話題にのぼらないジャズ状況に大きな危機感を覚えていたからです。
 赤松さんが率いていたA-プロジェクトを「ナウズ~」で紹介しようという考えは、イヴェントを企画した時点から心の中にありました。そしてそれは実現して、このシリーズ・コンサートに出演してくれたグループを数組フィーチャーした『ナウズ・ザ・タイム・ワークショップ』(ファンハウス)というアルバムにも参加してもらいました。実は、この作品がぼくのプロデュース一作目だったんですね。
 以来、赤松さんの演奏やプロジェクトにはできるだけ関心を払ってきました。驚くほど旺盛な創作意欲と高い創造性。コンスタントにリリースされるアルバムのヴァラエティに富んだ内容。15年ほどの間に、彼は「ナウズ~」当時に抱いた期待をはるかに上回る成長を示してくれました。

e0021965_22384329.jpg そんな赤松さんが、今年2枚の作品『シナジー』と『フォーカス・ライツ』(ベガ・ミュージック)をリリースしました。「ジャズのかっこよさ」を追求しようというコンセプトで吹き込んだ2部作です。昨日観たのは、アルバムの発売を記念してのコンサートでした。最初のセットが『シナジー』、次のセットが『フォーカス・ライツ』からという構成です。
 オープニングの「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」で早くも圧倒されました。アルバムでもそうでしたが、さまざまな編成で演奏が行なわれる趣向です。舞台ではミュージシャンの入れ替わりもあります。ピアノとのデュオで演奏された「オン・グリーン~」はスタンダード中のスタンダードですが、とても新鮮に感じられました。e0021965_2239469.jpg
 ところで演奏を聴いていたら、赤松さんがボストンのバークレー音楽大学で師事したゲイリー・バートンのことが心に浮かんできました。別に彼がバートンのコピーをしているということではありません。その昔、バートンはロック・ギタリストのラリー・コリエルをグループに加えて『ダスター』とか『ロフティ・フェイク・アナグラム』(BMG)といったアルバムを吹き込んでいます。ジャズとロックの融合が行なわれた初期の作品です。
 これらのアルバムはリアル・タイムで聴いたのですが、そのときにとてもわくわくしたことを覚えています。それは、彼らがとても触発的な演奏を繰り広げていたからです。それと同じ種類のわくわく感を赤松さんのステージからも感じました。
 そんなことを思っていたら、演奏の合間に赤松さんがバートンのことに触れたのです。どうして赤松さんがバートンのことを知ったかと言うと、ハービー・マンの『メンフィス・アンダーグラウンド』に参加していたラリー・コリエルが気になり、彼の参加したアルバムということで、赤松さんはバートンのレコードを買ったということでした。
 何か面白いですよね。赤松さんの演奏を聴きながらバートンとコリエルのことを思っていたら、赤松さんも似たような話をしたのですから。彼もやっぱり『ダスター』や『ロフティ・フェイク・アナグラム』をわくわくしながら聴いたんじゃないでしょうか。

 ここしばらく、ジャズとロックが融合を果したころのことを調べています。これって40年近く前の話で、ぼくがちょうどジャズにのめり込んだ時期なんですね。あのころは本当にわくわくしながら毎日レコードを聴いていました。そのわくわくしたころのことを思い出したくて、もう一度当時のことを振り返っています。
 いつか60年代の話をまとめたいと思っているんですが、これはその下準備でもあります。来春、河出書房新社から出す本でも一部ですが触れる予定です。そんなこともあって、いま一度自分なりにあの時代を追体験しようというわけです。
 いまでは、「フュージョンはマイルスから始まった」みたいに語られています。しかし実際はもっといろいろなことが起こっていました。そのことを忘れたくないのと、どんなことが起こっていたかを次の時代に伝えるのがぼくの世代の役目だと思っているからです。
 そんなことを考えていたら、もう少し頑張って仕事を続けてもいいかなという気分になってきました。だって面白いことや楽しいことを沢山経験してきたんですから、それを自分だけのものにしておくのは勿体ないですよね。
 それを自慢話と思うひともいるようですが、この年になった自慢話が沢山あるほうがいいじゃないですか。自慢話もないような人生だったら悲しいですもんね。と、今日は少し居直りも入ってしまいました。
by jazz_ogawa | 2005-11-30 23:12 | ライヴは天国 | Trackback | Comments(2)
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Commented by あかまつとしひろ at 2005-12-01 03:50 x
昨晩はお忙しい中を御来場いただきましてありがとうございました。久し振りに御会い出来るかと思っていましたがあの人混みではお姿を見つけられない内に時間となってしまいました。第2部でEWIが登場した時に「エキゾチック」という言葉が出て来てステージから小川さんをコールしたのですが、、(笑)。「わくわく」という表現。これは音に関わる者としては欠かせない言葉ですね。僕はそれに「錯角」という言葉を付けたいと思います。「わくわくする錯角」。悪い意味じゃなく具体的な言葉を持たない音の世界で聴き手に回った時は自由に連想=錯角を楽しむようにしています。当たり前じゃないから「わくわく」する。予測しない事が起こるから「わくわく」する。この心の動きは一生忘れたくありませんね。きっとジャズ=ロックが出発点だったので「音楽に一律な掟など無い」と思っているからでしょうか。今度こそ是非御会いしたいですね。ありがとうございました。
Commented by jazz_ogawa at 2005-12-01 07:51
赤松さん、コールして頂いたとは恐縮です。最後までいたかったのですが、時間がなく申し訳ありませんでした。「わくわく」についてはぼくも同感です。音楽ってハプニングですから、何が起こるかわからないことにわくわくするんですよね。そういう音楽をぼくはもっと聴きたいし、赤松さんも追求していってください。次の機会には是非会いましょう。
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