日曜日に観てきました。ヒッチコックの代表作『サイコ』制作にまつわるストーリーです。
ヒッチコックの場合、あまり表には出なかった奥様の力が大きかったんですね。妻で編集者・脚本家のアルマ・レビルのアイディアやサポートがなければあれほどまでの大監督になれなかった。そこを描くのが物語の骨子ですが、ウラ話や撮影中のエピソードからもろもろの出来事までが面白く、最後まで楽しめました。
パラマウントの首脳陣が『サイコ』の企画に首を縦に振らず、ヒッチコック夫妻は家を担保に借金をして自主制作したなんて初めて知りました。配給も最初は2館だけ。そのときの奇想天外な宣伝は、たしか日本でも似たようなことが行なわれ、それをなんとなく覚えている気がするんですが。夢かな?
アンソニー・ホプキンスのヒッチコックぶりにも感心。話し方なんかそっくりです。冒頭と最後の場面は『ヒッチコック劇場』の語り口で、これにも懐かしい思いを掻き立てられました。できればこの場面だけ熊倉一雄さんの吹き替えにしてもらえたら笑えたんですけど。
あとはニューヨークに行く前に『リンカーン』とブラピ主演の映画が観たいけど、行けるかな?