久々の来日ですよね。今回は新作『Hager's Song』の発表を控えてのライヴでしたが、MCをしないのでその中からの曲が演奏されたのかどうかはわかりません。
新作はピアニストのジェイソン・モランとのデュオで、ライヴではデュオ・パートがなかったですから、それと新作に収録されているスタンダードも取り上げられなかったことから、これまでのレパートリーが演奏されたんじゃないでしょうか。
75歳になったチャールス・ロイドのプレイはぼくが彼の存在を知った1960年代後半とほとんど変わっていません。相変わらず若々しいですし、アグレッシヴです。それでいて、テナー・サックスの音色がとても軽やか。コルトレーンに通ずる大胆なフレーズをライトな感覚で演奏するひと。ぼくは勝手にこう思っているんですが、その真骨頂を改めて味わうことができました。
【出演メンバー】
Charles Lloyd(sax)
Jason Moran(p)
Reuben Rogers(b)
Eric Harland(ds)
2013年1月5日 「南青山 ブルーノート東京」 ファースト・セット
そして翌日は宿泊しているホテルでインタヴュー。新作の話がメインです。
加えて、キース・ジャレットやジャック・デジョネットが在籍していた時代、それからその当時のマイルス・デイヴィスについてなど、本人はあんまり話したくない様子でしたが、この際ということでお話をしていただきました。
この模様はいずれ「Jazz Conversation」で。