12日の金曜日に観てきました。今回のメンバーはスティーヴ・スワローにビル・スチュワート。
オリジナルのほか、カーラ・ブレイ作の「ローン」、ビリー・ホリデイの歌の中で一番好きという「ユーヴ・チェンジド」、パーカーの「コンファーメイション」、アンコールでのカントリー・ナンバー「カウボーイ」など、ステージではジョンスコ節が最初から最後まで炸裂。
ジョンスコはいつだってジョンスコ。どんな曲をとりあげても、例のうねうねとしたフレーズで独特の世界を表出してみせます。エモーションを発露させた彼のプレイはいつ聴いても刺激的。そこが飽きない理由でしょう。
いつもならライヴの前にインタヴューをさせてもらうのですが、今回は休憩時間に。
調べてみたら、ぼくは自分のプロデュース作品でジョンスコを4回起用していました。その縁で生まれたのが、数年前に彼とヴィンス・メンドーサが共演した『54』というアルバム。
そんな思い出話や最近のこと、さらにはマイルス話で盛り上がりました。
彼はぼくがプロデュースしていた時代、ニューヨークで作った会社「Flatout Productions」の名づけ親です。なので名誉社員ということから、レコーディングには格安のギャラで参加してくれました。ほんと、いいヤツです。
【出演メンバー】
John Scofield(g)
Steve Swallow(b)
Bill Stewart(ds)
2012年10月12日 「ブルーノート東京」 ファースト・セット