
しばらくぶりで「ビルボード・ライヴ東京」に行ってきました。出演者はケニー・ギャレット。今回はカルテットにパーカッション奏者を加えた5人編成で、新作の『シーズ・フロム・ジ・アンダーグラウンド』が出たばかりなので、そちらからの曲も。

相変わらずケニーのプレイは精力的。テナー・サックスとアルト・サックスの違いはありますが、コルトレーンの21世紀版のような印象を覚えました。これって、的外れかなぁ? 今回はパーカッション奏者もいたことから、曲によってはアフリカン・フレイヴァーも感じられたし。
前回の来日でもそうでしたが、ピアニストのベニート・ゴンザレスが凄い。こちらもマッコイ・タイナーの21世紀版みたいなタッチでお見事。

終了後は楽屋でインタヴューです。前回は日本語をメインでインタヴューしたので、今回は英語でやることにしました。話題は新作についてと、個人的な興味でマイルス話を。入団のいきさつが面白かったです。あとはマイルス最後の日々についても聞いておきました。

別れ際、「今度はいつニューヨークに来る?」と聞かれたので「年末だよ」と答えたら、「それならディジーズ・コカコーラに出ている」とのこと。でも日にちを聞いてみたら、ぼくが行く直前で終わっていることが判明。残念でした。
【メンバー】
Kenny Garrett(Saxophone)
Benito Gonzalez(Piano)
Corcoran Holt(Bass)
Marcus Baylor(Drums)
Rudy Bird(Percussions)
2012年9月20日 ファースト・セット