18日の金曜日、渋谷の「さくらホール」で観てきました。
ここは子供のころの地元で、近くの「さくら幼稚園」に通っていました。そして、「さくらホール」がある「渋谷区文化総合センター大和田」はかつて「大和田小学校」があったところ。「さくら幼稚園」卒業生の大半は「大和田小学校」に進学しました。小学校のとなりは、幼稚園から高校まで一緒だった友人の家でしたし。
そんなことはどうでもいいんですが、「東京=マニラ・ジャズ・アーツ・フェスティヴァル 2012」、行ってよかったです。これはチャリートの尽力によって実現したコンサート。クリヤマコト、山本剛、野力奏一の各ピアニストが率いるトリオをバックに、フィリッピン出身のシンガーが素晴らしい歌の数々を披露してくれました。
それにしても実力派揃い。英語の発音もいいし、エンタテインメント性もあり、チャリートを含めて5人のシンガーが登場し2~3曲ずつ聴かせてくれたんですが、各人各様、個性的で楽しめました。
後半には日野皓正さんも登場。野力さんのトリオをバックに聴かせてくれた「アローン・アローン&アローン」の美しさ。ヤマちゃんの「ミスティ」ともども、とても印象的でした。
最後はチャリート、モン・デヴィッド(このひと最高です!)、日野さんで「チュニジアの夜」。中盤からスキャット合戦となり、ついには日野さんまでスキャットを披露。
そしてアンコールは全員が登場し、「A列車で行こう」を。オープニングとこのアンコールでは青山学院大学ロイヤル・サウンズ・オーケストラも参加。学生オーケストラのレヴェルの高さにも感服。
このコンサートは素晴らしい文化事業だと思います。チャリートはさぞかしあちこち奔走したんでしょうね。立派なことです。そしてフィリッピン人シンガーの実力の高さ。このことが紹介できたただけでも意義はあったのではないでしょうか。ジャズを通してフィリピンと日本の文化を結ぶ。こういう架け橋的なイヴェントは貴重です。これをきっかっけにもっと交流が盛んになればいいですね。