今日は晴れとの天気予報ですが、朝は曇っていますし、外は寒そう。
いつもの朝食を食べたあとは、週末ということで(ぼくには関係ないか)、部屋で持参のDVDを観ています。
クリント・イーストウッドが初めて監督した『恐怖のメロディ』。原題は『Play Misty For Me』。1971年の作品です。
この「ミスティ」はエロル・ガーナーが書いたあの「ミスティ」です。主役も務めるイーストウッドはカーメルで人気のラジオDJ。この曲をいつもリクエストしてくる女性が彼をストーキングするのでこういう邦題になったんでしょう。
面白かったのは「モンタレー・ジャズ・フェスティヴァル」のシーン(本物)があって、ステージで演奏するのがキャノンボール・アダレイ・グループだったこと。しかもキーボード奏者はジョー・ザヴィヌル。彼は1970年末にウェザー・リポートを結成するので、直前の9月に出演したときの映像なんでしょうね。
その後はとりあえずウォーキングをと思い、街に出ました。
冬のような光景です。
小1時間歩いて一服。今日はスタバじゃありません。これは53丁目とマディソン街の角にある「Europa Cafe」。
その後再びウォーキング。これは57丁目とマディソン街の角にあったモニュメント。
そのまま隣の5番街に久々行ってみました。
さらにタイムズ・スクエアへ。
これは孫へのサーヴィス・ショット。
トータルすると1時間半以上歩いたので、そろそろお昼かな、と。でもこのあたりでは知っているお店がないので、バスで7番街を下ってヴィレッジへ。
とくに当てはなかったんですが、14丁目を西にブラブラと。
するとバス停にリチャード・アヴェドン写真展の広告が。近くのギャラリーでやっているようのなので、まずはそちらへ。
会場の「GAGOSIAN GALLERY」(522W 21st)は以前にも来たことがあります。展示されていたのは90点弱。ウォホールとがギンズバーグの写真が多かったです。
アヴェドンといえば、平野啓一郎さんとの対談本『ジャズX文学』の表紙写真を撮ってくれたHiroさんも、若いころアヴェドンのスタジオで働いていたとか。
このあたり(11番街の14丁目から23丁目あたり)はギャラリーや新しい建物がいろいろとできています。この建物はすべてガラス張りで形がユニーク。11番街に面したところにあります。
結局ここでも45分くらい歩いたでしょうか。いい汗かきました。
さて少し遅めの昼食ですが、このあたりに来たのならLittle West 12th Streetで洒落たお店でも探しますか。ということで、初めて入ったのが9番街の角にある「Pastis」。
すごい賑わいです。雰囲気はソーホーの「Balthazar」(80Spring st)に近いでしょうか。
欲望に負けてパンケーキを。
隣の女性は、ぼくが死ぬまでにもう一度は食べたいエッグス・ベネディクトをおいしそうに食べていました。羨ましい!
ということで、午前中から遅いお昼にかけて精力的に過ごしてしまいました。もう少しダラダラしたかったんですが、貧乏性の人間はダメですね。
夜は、これまた一度は行くヴェジテリアンのインド・レストラン「Pongal」(110 Lexington)。
頼んだのは定番のbaingan bharthaというマッシュしたエッグプラントのカレー。ここは、カリフラワー、お豆、ポテト、ミックス・ヴェジタブルなど、野菜カレーが中心で、肉類は一切ありません。脂っけもないので、一般的なカレーを食べているひとには味気ないかも。ぼくにはちょうどいいですが。
食後は昨日と同じで近くを30分ほどブラブラ。急ぎの用事もありませんし。スタバでコーヒーを買い、ディラン+ザ・バンドを聴きながら、ニューヨークの夜を地味に体感しました。