早いもので丸2年が過ぎ、明日の放送で「Jazz Conversation」は3年目に突入します。これもひとえにお聴き下さっている皆さんのおかげと感謝しています。また応援メールの数々も番組の存続につながっています。反応のない番組ならとっくの昔に消えていたことでしょう。
明日は元旦。そして「Jazz Conversation」はいつもどおりにオンエアされます。年明け早々の放送とは縁起がいいじゃないですか。とはいっても特別なことはやりません。こういう日こそいつも通りが一番。
だって、TVなんかはこの1週間くらい大はしゃぎで、「これでもか」の長時間番組を連発しているでしょ。ウンザリじゃありません? いつものドラマとかニュース番組が観たい。ぼくはそう思っているので、せめて自分がやっている番組くらいはいつもと同じでいこうじゃないですか。
というわけで、明日のラインアップは何の変哲もなくこんな感じ。
Jazz Conversation #102(2012.1.1.放送)
①【16:00:最近の新譜から】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第102回:プラグド・ニッケルのマイルス・デイヴィス)】
③【17:00:Meet The Star(第86回:パット・マルティーノ)】
④【17:30:必聴! ジャズ名盤(第3回:『ジョン・コルトレーン/バラード』)】
「最近の新譜から」はその月の最終回に放送と決めているんですが、今回は先月放送ができなかったのでずれこみました。
「マイルスの真実」はしつこく「プラグド・ニッケル」のライヴについて。
「Meet The Star」のパット・マルティーノはぼくが敬愛してやまないギタリストのひとりです。彼は脳動脈瘤の手術を受けて記憶喪失となり、その後必死のリハビリを経て奇跡のカムバックを果たした人物です。ギターの弾き方もすべて忘れていたそうなので、そのあたりの話もしてもらいましょう。
そして音質にこだわる連載特集「必聴! ジャズ名盤」。今回はSACD+SHM-CDによるジョン・コルトレーンの傑作『バラード』を聴いてみたいと思います。これが実に素晴らしい音なんで、その片鱗でもラジオを通して楽しんでいただければと思っています。
2012年も「Jazz Conversation」ではやりたいことをやりたいようにやろうと考えています。ときには暴走することもあるでしょう。みなさんにもそんな遊び心を楽しんでいただけたらと思っています。
堅苦しいことが大嫌いなぼくなので、2012年も「いい加減」をモットーに番組をはじめ人生をエンジョイしたいと思います。
それでは、明日、元日の午後4時、なんにもやることのないひとはInterFMでお耳にかかりましょう。