去年に続いての来日です。去年はインタヴューもさせてもらいましたが、一昨日の18日は聴衆のひとりとしてゆっくりとマルコスのステージを堪能しました。
今回は日本人女性シンガーのbirdさんもゲスト参加し、マルコスの作品でお馴染みの「サマー・サンバ」と「バトゥカーダ」、その合間にbirdさんのオリジナルが1曲歌われました。
それとマルコスの奥方でシンガーのパトリシア・アルヴィも半分くらいの曲に参加したので、華やかなステージ、かつ盛りだくさんの内容になりました。終わったのが8時半すぎですから、通常より20分くらい長いでしょうか。個人的にはもう少しマルコスだけのステージを聴きたかったですが。
バックのバンドは、トランペット、エレクトリック・ベース、ドラムスというシンプルなもの。いずれもお上手で、とりわけトランペッターのジェシ・サドキには感心しました。実にいい味を出していましたね。
マルコスは最近のクラブ・シーンでも人気が高いひとです。とはいってもクラブ・ミュージック風の音楽ではなく、一昨日のステージではさまざまなブラジル音楽というかブラジルのリズムというか、そういうものが堪能できる内容でした。
ぼくはボサノヴァからジャズに興味を持つようになりましたから、マルコスのヴォーカルとキーボード・プレイにも興味があります。こういう音楽に触れていると、浮世のいやなこともつかの間ですが、忘れることができます。いい夜でした。