今回と次回は、代官山の「レザール」で収録した「Meet The Star」のコーナーが注目です。番組を担当している者としては「すべてのコーナーが注目です」といいたいですが、明日の目玉はこのインタヴュー&ライヴでしょう。
それで1回目の明日は、7月13日に初のデュオ・アルバム『Childfood's Dream』を出すピアニストの福田重男さんとギタリストの布川俊樹さん。このふたり、実にいいコンビです。そのことがインタヴューと演奏から感じ取っていただけたらいいのですが、どうかしら?
福田さんとは最近「レザール」で知り合いましたが、布川さんとは古い仲です。このブログにも書きましたが、20年くらい前に彼が発表したデビュー・アルバムの『Varis』を評論家の熊谷美広さんとぼくとでプロデュースさせてもらったことがあります。そんな話もしながら、明日は2曲の生演奏が聴けます。
それからもうひとつ、「マイルス・デイヴィスの真実」では、ロン・カーターのインタヴューをフィーチャーしながら、彼がマイルスのグループに参加したときのことを紹介します。これも新機軸でしょ? 自己満足してます。
「珍唱・奇唱」は、先日の放送で「珍演・奇演」をやったので、その続編です。なにか気の利いた呼び名はないものかと考えたのですが、頭の固いぼくには思い浮かびません。でもこう書けば、どんなことをやるかは想像できますよね。
というわけで、明日の放送はこんな内容になります。
Jazz Conversation #079(2011.7.10.放送)
①【16:00:珍唱・奇唱】
②【16:30:マイルス・デイヴィスの真実(第79回:ロン・カーターが語るクインテット参加秘話)】
③【17:00:Meet The Star(第67回:福田重男&布川俊樹)】
④【17:30:楽器別特集(第19回:テナー・サックス・イン・ザ・シクスティーズ編)】
これから夏に向かって来日ラッシュやさまざまなイヴェントが続きます。ぼくもいろいろ観たいと思っていますし、チャンスがあれば番組用にインタヴューもさせてもらおうと考えています。
「面白いことしかやらない」
これが「Jazz Conversation」の、というかぼくのポリシーです。がんばる気はさらさらないですが、これからも番組を楽しんでいければと思っています。