「レザール」に出入りをするようになってからいいライヴをいろいろ観させてもらっています。先週の水曜日(6月8日)は佐藤允彦と加藤真一のデュオ。
佐藤さんとお会いするのは20年ぶりくらい。加藤さんとも10年以上は話をしていなかったんじゃないかしら。おふたりの演奏はときどき拝見しているんですが、シャイなので(これ、本当です)、なかなか声をかけることができません。
でも狭い「レザール」なら、いやでも(いやじゃないですが)顔を合わてしまいます。だからここで久々にお話をしたミュージシャンが何人もいます。先日の布川俊樹さんにしてもそうですし。ぼくにとっては有難いことです。
当日は、セカンド・セットの始まる少し前にお店に着きました。さっそくおふたりにご挨拶。旧交を温めているうちにライヴの時間になりました。
まったくのアコースティックなサウンドが心地いいです。加藤さんのベースも、「レザール」だからこそ聴ける生音ですし。ベースの重厚でナチュラルな響きが、目の前で繰り広げられる佐藤さんのピアノと重なり、至福の時間をすごすことができました。
「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーヴァー・ミー」「セカンド・タイム・アラウンド」「ジェントル・レイン」「ムーンライト・セレナーデ」などなど。こういうのを良質なジャズっていうんでしょう。佐藤さん、加藤さん、「レザール」の和恵さん、ありがとう。
その後は、ぼくよりちょっと遅れて店にやってきた福田重男さんが、佐藤さんの「かけつけ3曲」のご宣託(?)を受け、「ハウ・インセンシティヴ」「降っても晴れても」など、本当に3曲を加藤さんとのデュオで聴かせてくれました。こちらもご機嫌な内容で、ぼくは大満足。素晴らしい演奏は心を和ませてくれます。
そのあとはいつものように常連の演奏が始まりましたが、ぼくは翌日の仕事があるため、後ろ髪を引かれる思いで帰ってきました。居心地のいいお店があるっていうのは幸せなことです。
せっかくだからという和恵さんの計らいで、記念撮影もしちゃいました。これも財産だぁ!