話題の映画なので土曜日に観てきました。面白かったです。友人が、以前機内上映で観て、「あまりの早口で何をいっているのかまったくわからなかった」といっていましたが、まさにそのとおり。とくにガール・フレンドとの最初のシーンはまったくチンプンカンプン。
それにしても頭のいいひとはいるもんだ、と感心する一方、こういうヴァーチャルみたいな起業で考えられないほどの大金が手に入るいまの世の中はどうなんだろう? など、いろいろ考えてしまいました。
基本的にアナログ人間のぼくとしては、「額に汗することでその対価をもらう」という考えしかありません。そりゃぁ、たまにはアイディアを出すだけていくばくかの報酬を得ることもあります。しかし、それはあくまで「いくばくか」の金額です。
濡れ手でアワといったものやギャンブルが好きじゃないので、この手のマネーゲームに興味はありません。しかしこういうものがビジネスになる世の中であることは理解しています。こういうことを四六時中考えているひとがたくさんいるんだろうなぁ、とも思いますし。
それはそれとして、映画は面白かったです。これって、数年前の話ですが、改めてびっくりするのは世の中の進み具合です。ぼくが子供のころの10年分くらいの様変わりが、いまでは1年くらいで起こっているんじゃないでしょうか? なるほど、「時間が経つのが早い」と感じるわけです。これもコンピューターの発達と普及のせいでしょう。
その功罪は別として、コンピューターがなければ世の中、動きません。でも、それってちょっと怖いですよね。いや、凄く怖いですよね。世界中の機能が一瞬にしてマヒしてしまうことに、常に直面しているんじゃないでしょうか? そういう事態に対する対策がどこまでできているのか、たぶんほとんどできてないでしょうね。とても危うい世界にぼくたちは住んでいるんじゃないでしょうか?
この映画を観ていて、そんなことを思ってしまいました。それと、やっぱり真面目に働くのが一番、とも。あとは、主演のジェシー・アイゼンバーグが、その風貌からとぼけた雰囲気まで嵐の二宮和也君に似ていることかな。どうでもいいことですけど。