
先週の木曜日に観てきました。今回のメンバーはクリスチャン・マクブライドにブライアン・ブレイド。昨年のスタンリー・クラークとレニー・ホワイトによるトリオもよかったですが、今年のユニットはもっと先鋭的な演奏を聴かせてくれました。
完成されたスタイルというよりは発展途上の演奏という感じでしょうか。相手の演奏を聴きつつ、それぞれが主張をするインターアクション。それがスリリングで、あっという間に最後の曲になってしまいました。こういう触発的なパフォーマンスをするトリオは、完成される手前、まだどうなっていくかわからないような時期が面白い、それがぼくの実感です。

マイルスもそうでした。新しい音楽を創ってはぶち壊す連続で生涯を過ごしたひとですから。チックはマイルスの遺伝子をいろいろな形で受け継いでいるので、そういう面もあるかもしれません。だからいろいろなプロジェクトを次々とやっているんじゃないでしょうか。

以前、そんなことをチックに質問したことがあります。そのときは、「そうかもね」みたいな答えが返ってきたんですが、自分でも気がつかないうちにマイルスのやり方を踏襲しているのかもしれません。
それでアンコールは「マトリックス」。「スペイン」を演奏しなかったチックのライヴを観たのは久々です。そんなところにもなにか思うものがあるのかしら。
久々といえば、チックさん、また痩せていました。とくに顔が痩せていました。またダイエットを始めたんでしょうか。
あと、今回は初めて中二階の席で観させてもらいました。一階が満席だったため、そちらに案内されたんですが、座席のすわり心地がよくて満足。チックの斜め背中側に席があったため、手元がよく見えて、ここ、穴場かもしれません。
今回もインタヴューのオファーをしていたんですが、そちらはセッティングがうまくいかず実現しませんでした。残念! でも、また次があるでしょう。そのときはどんな演奏をしてくれるのか、それも楽しみです。