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川隆夫の JAZZ BLOG
Profile

©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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「証言で綴る日本のジャズ」

「ジャケ裏の真実
ジャズ・ジャイアンツ編」
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小川隆夫ONGAKUゼミナール
@銀座le sept
3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


■TALK EVENT■
民音音楽博物館
「3月文化講演会」@神戸
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コスモホール
TEL: 078-265-6595

詳細やその他ライナーノーツなどは 「Works & Information」へ>>
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2010-11-09 最近のインタヴュー
2010-11-09 最近のインタヴュー_e0021965_10361969.jpg
「Jazz Conversation」を始めてからインタヴューをする機会がぐっと増えましたが、ラジオの放送以外でもインタヴューは相変わらずさせてもらっています。

 現在進行中の仕事のひとつに、通販のユーキャンから出るジャズCDの10枚組ボックス・セットがあります。それに付くブックレットを書いているのですが、、新書程度の原稿量があり、これはこれで面白い仕事です。

 通販のボックス・セットですから、対象はジャズ初心者。というより、ジャズなど聴いたことのないひとにも買っていただこう、というのが狙いです。そこで、ジャズを聴かないひとでも知っているアーティストのインタヴューを掲載することになり、お願いしたのが、日野皓正さん、阿川泰子さん、寺井尚子さん。

 寺井さんはスケジュールが合わず、電話でのインタヴューとなりましたが、日野さんと阿川さんにはお目にかかってお話をうかがうことができました。

2010-11-09 最近のインタヴュー_e0021965_10363177.jpg
 日野さんには、丸の内にある「東京国際フォーラム」の楽屋で、若かりしころ、つまり日野少年がジャズと出会ってプロのミュージシャンになっていくまでのお話をうかがいました。

2010-11-09 最近のインタヴュー_e0021965_10453656.jpg
 目をキラキラ輝かせての思い出話。日野少年のストーリーは、ニューヨークに出てきたばかりのマイルスが右往左往する姿と重なります。ジャズに寄せる興味と努力。人並みはずれた研究熱心さが世界のヒノテルを生んだのでしょう。

 もうひとり、インタヴューをさせていただいた阿川さんは鎌倉に現在お住まいです。当日は大雨の中、渋谷のセルリアン・タワーまでわざわざご足労いただきました。少々早くお着きになった阿川さん。ぼくが行ったときは、ユーキャンや編集者たちと談笑中でした。

 阿川さんはひところぼくと同じアパート、それもとなりの部屋に住んでいたのです。まさに a girl next doorです。そんな話で盛り上がっていました。

2010-11-09 最近のインタヴュー_e0021965_10365852.jpg
 最初は隣人であることにまったく気がつきませんでした。あるとき、彼女にインタヴューをしたのですが、終了後の雑談でこのことが判明しました。ウイントンといい阿川さんといい、ぼくはそういうところに縁があるみたいです。

 そのアパート、最高でした。日本庭園や最初のころはホテルのフロントみたいなサーヴィスをしてくれる受付もありました。郵便ポストも建物内にありますし、駐車場は来客が何人来ても止めていいことになっていたんです。それでいて家賃も駐車場代も格安。古い建物なので頑丈だったから、レコードの大半を部屋に置くこともできました。

2010-11-09 最近のインタヴュー_e0021965_10371320.jpg
 こんなに大きな木もあったんです。

 一生そこに住むつもりでいました。阿川さんもそのうち戻ってくるつもりだったそうです。ところが立ち退きにあって、ぼくは泣く泣く引越しをしました。いまでは分譲の高級マンションになっています。

 そこに住むなら優遇もしてくれる条件で立ち退きしたんですが、それはやめました。あのアパートに比べたら、表面的には高級感があっても、真の意味での住みやすさは味わえないと思ったからです。今回は分譲ですから、価格もかなりのものになりますし。

 立ち退きの話が出るずっと前に三田に越していた阿川さん。彼女も、いつか戻ってくるつもりだったそうです。それで、立ち退きの話や、当時住民の間で出回っていたうわさなどについてもよくご存知でした。

 こちらの話でまず盛り上がってしまいましたが、肝心のインタヴューも面白かったです。彼女、小学生のころからジュリー・ロンドンに憧れていたおませな少女だったそうです。中学のときに最初で最後となったジュリー・ロンドンのコンサートにも行かれたそうです。髪型も、実は真似をしていたとか。声が低いので、デビューするときにヘレン阿川(ヘレン・メリルからきています)の芸名を提案され、それは勘弁してもらった話など、とにかく楽しいお話での連続で、心地のよい時間がすごせました。
by jazz_ogawa | 2010-11-09 10:49 | Works | Trackback | Comments(4)
Commented by はるこ at 2010-11-09 12:55 x
懐かしい日野さん、阿川さん。
日野さんは1960年頃よく新宿のヨットというジャズ喫茶に夕方ふらっとやって来てたステキな姿を思い出します。
お仕事の前にちらっとよってらしたのね、
お仕事前だからお洒落でした。
私は美大の学生で、ジャズマンの絵ばかり描いていた頃です。
70年代の終わり頃ミュンヘンでまた日野さんにお会いしてます。
本番前に誰かが紛失したマル ウォルドロンの楽譜を、素早くコピーしてあげてた早さにびっくりしました。
マルの字もも音符もとっても読みにくいのに、、、とドイツ人のミュージシャンが感心していました。
阿川さんはレコードで知ってます、なるほど、ジュリー ロンドンとヘレン メリル、時代を感じますね、、なつかしい、、
Commented by jazz_ogawa at 2010-11-09 18:01
はるこさん、今回、日野さんにはそのころの話をしてもらいました。その時代の日野さんを知っているとはうらやましい限りです。
Commented by med_ical at 2010-11-11 12:51 x
小川さん 新書に匹敵する量のブックレット頑張ってください。
日曜日の「Jazz Conversation」、17曲もかかり、充実した内容でした。
【ロックで聴くジャズ】ロックミュージシャンはあまり知らないのですが、ジャズを自然な感じで演奏していました。「処女航海」や「アリゲーター・ブー・ガルー」など楽しかったです。
【マイルスの真実】クインテッドの再結成で、ライブでの演奏など情感たっぷでよかったです。マイルスを離れたモンクとコルトレーンの演奏もいい味出していました。
【Meet The Star】ヘイリー・ロレンは26才の実力派で、歌声が非常に麗しいので、クリスマスソングにピタリですね。
【ロマンティックなデュオ】どれも素晴らしく、チック・コリアとゲ―リ―・バートンの演奏がとても美しかったです。
では失礼します。Have a nice trip!
Commented by jazz_ogawa at 2010-11-11 12:54
med_icalさん、いつもありがとうございます。楽しんでお聴きいただけているようで、送り手としてうれしい限りです。今後もよろしくお願いします。
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