
昨日はファースト・ショウのあとにインタヴューをして、その後にセカンド・ショウを観てきました。それにしても盛り上がったのなんの。だって、マーカスのアイドルでもあったラリー・グラハムがゲストなんですから。
前半は「ジャン・ピエール」とかのマイルス・ナンバーが中心の構成。そして中盤になって、マーカスがラリー・グラハムをコール。
すると、客席横の階段に真っ白なスーツ姿でつばの大きな帽子をかぶったラリー・グラハムが、これまた真っ白なベースを抱えて立っていました。あとはベースを弾きながらステージにあがり、マーカスと大ファンク大会。
リーダーシップは完全にラリー・グラハムが。さすがのマーカスも彼の前では形無し。というか、黙ってしたがっているだけ。ラリー・グラハムがステップを踏めば、彼の後ろで同じステップを踏みながらベースを弾くし、大先輩がワウワウ・ペダルを用いれば、すぐさま自分も追いかける。
途中で2回、ふたりはベースを弾きながら客席を練り歩きました。こんなマーカス、観たことありません。ラリー・グラハムはいかにも1970年代のスターの雰囲気プンプンで、マーカスはそのパフォーマンスに参加できただけでも大感激、といった風でした。
ラリー・グラハム抜きのアンコールでベニー・ゴルソンの「ゴルディ」をプレイしたのは驚き。これ、アマチュア時代のレパートリーでした。ぼくたちはウイントン・ケリー・クインテット風にやっていましたが、マーカスのヴァージョンは当然ファンク風。

マーカスはこういうジャズ・ナンバーを必ずレパートリーに入れるんですよね。数日前に「東京ジャズ」で聴いたN響との共演でも「プレリュード・トゥ・ア・キス」や「アイ・ラヴズ・ユー・ポーギー」をやっていました。

インタヴューは、幕間ということもあって、時間がほとんど取れず、ぼく得意のクイック・インタヴューになりました。もともとダラダラとインタヴューするのは好きじゃないんで、10分もあれば十分。マイルスの話を中心に聞いてみました。マーカスは話し足りなそうでしたが、次のステージに支障を来たしてはいけないので、ここは自主的に時間厳守。この模様は次の次くらいの「Jazz Conversation」で。
台風の影響か、昼間は土砂降りでしたが、夜の11時を過ぎた六本木は少々冷えていました。こうやって異常気象の夏も終わり、一歩ずつ秋の気配が忍び寄ってくるのでしょう。
悲しいことなんてなぁ~んにもないんですが、秋にはどこか悲しい気分が似合います。悲しかったことでも思い出して、秋の気分を味わってみますかね。って、ぼくはかなり屈折してるね。