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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


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2010-07-08 「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロたち」
2010-07-08 「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロたち」_e0021965_11144033.jpg
 先週末に観てきた映画です。とてもよかった。アルゼンチン・タンゴは、地元のひとに言わせれば、ヨーロッパからの影響をいっさい受けていないこの国独自の音楽だそうです。でも、ギターはクラシック・ギターにとても通じていると思うんですが。

2010-07-08 「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロたち」_e0021965_11145626.jpg
 そんなことはどうでもいいとして、Anibal Arias、Leopoldo Federico、Oscar Ferrari、Carlos Garcia、Juan Carlos Godoy、Virginia Luqueなど、アルゼンチン・タンゴの黄金時代を築いた巨匠たちが再会し、レコーディングをして、最後は世界三大劇場のひとつ「コロン劇場」で盛大なコンサートを開くという内容。言うならば、タンゴ版「ブエナ・ヴィスタ・ソーシャル・クラブ」です。

2010-07-08 「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロたち」_e0021965_11151377.jpg
 作りはイージー。でもタンゴの巨匠たちが繰り広げる音楽の素晴らしさと、彼らのキュートでダンディでチャーミングなパーソナリティ、そうしたものに最初から最後まで魅了された1時間半強。いい時間を過ごすことができました。

 歳を取ると、自分はどういう年寄りになりたいのか、そんなことを考えます。先日のムッシュのコンサートやこの映画を観ながら、若いころには思ってもいなかったことを考えるもんだなぁ、と我ながら苦笑することしきりです。

 やっぱりミュージシャンはかっこいい。かっこ悪いミュージシャンもたくさんいますが、何十年もやってきて、自分の音楽に生涯を捧げているひとのかっこよさには特別なものがあります。

 ミュージシャンに限らず、ひとつのことに人生をかけているひとは本当にかっこいい。他人が認めてくれなくても、その生き様は尊いし、かっこいいし、ぼくはそういうひとを尊敬したいですね。

 翻って自分のことを考えると、これがまったくダメなんだなぁ。ぼくもいろいろなものを犠牲にしたり諦めたりしながら好きなものを追求してきました。ただし、苦労がありません。苦労しなきゃかっこよくない。そんなことに気がついて、ダメさ加減に改めて思いがいたりました。

「好きなことしかしない」「面倒なことはやらない」「嫌な気分は味わいたくない」

2010-07-08 「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロたち」_e0021965_11153724.jpg
 病気をしてから、こういう思いがそれまで以上に強くなってきました。それが許されているんですから、幸せです。その分、迷惑を蒙っているひともいるでしょうが、スイマセンねぇ。

 かっこ悪くても、幸せならいいか? そんなことを思いつつ、映画の余韻に浸りながら、アルゼンチン・タンゴのCDをとっかえひっかえ聴いているこの数日です。でもウィッシュボン・アッシュやブラック・サバスもこの1週間くらい本気で聴いているぼくって、やっぱりおかしいかな?

 そうそう、ブエノスアイレスにも行きたいし、アルゼンチン・タンゴとは関係ないですけどイパネマにも行きたくなりました。ブラリと入ったカフェやクラブでタンゴとかボサノヴァが聴けたら最高ですね。元気なうちに行ってみたい場所の候補です。

2010-07-08 「アルゼンチン・タンゴ 伝説のマエストロたち」_e0021965_11154951.jpg
 それからこの「コロン劇場」、なんてかっこいいんでしょう。ここも一度は行ってみたい場所ですね。
by jazz_ogawa | 2010-07-10 11:17 | 映画&DVD | Trackback | Comments(4)
Commented by 41歳2児の父、ジャズ歴1年 at 2010-07-10 16:24
アルゼンチン・タンゴといえば、私で唯一知っているのが、かのアストル・ピアソラ。知ったのはテリー・ギリアム監督のSF映画「12モンキーズ」にピアソラの楽曲「組曲‘プンタ・デル・エステ’」が使われていたのがきっかけでした。そして彼のCDを手に入れて真夜中に聴いていると、ロックやテクノにはない陶酔感や恍惚感を覚えました。同じ南米でもブラジルのボサノヴァとはまるでおもむきが違うものですね‥
Commented by NetHero at 2010-07-10 17:36
小川さん、今回は小川さんを羨ませる為に書き込みます。
お許しください。(笑)

私は、以前ブエノスアイレスに行った時に、ボカと呼ばれる旧市街にある「ブエノ・アレマセン」と云う結構有名な店でタンゴのライブを聴いたことがあります。
その後は、ブラジルに入りリオではイパネマ、コパカバーナの海岸に行き、夜はその近所の店(名前は失念)でサンバのライブを聴きました。

73年秋のことなんで、かれこれ40年近く前の事です。
失礼しました。
Commented by jazz_ogawa at 2010-07-11 09:48
41歳2児の父、ジャズ歴1年さん、ピアソラは伝統的なタンゴから離れ、新しい試みをたくさんした革新者でしたね。ジャズ・ミュージシャンとの共演もいろいろ残してくれましたし。ぼくもいまだに興味を持っているアーティストのひとりです。
Commented by jazz_ogawa at 2010-07-11 09:48
NetHeroさん、ほんと羨ましいです。ぼくもがんばって時間と体力を作り、元気なうちに行かなくては。それにしても日本からは遠いです。
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