番組ブログでも報告しましたが、「メールが来ない」と泣きを入れたら、本当にたくさんの方からメールを頂きました。先週の放送中から翌日のお昼までに、写真のようにたくさんのメールが届きました。嬉しくて、有り難くて、そして申し訳なくて、なんてお礼をいったらいいんでしょう。
首都圏限定で、しかも地域によっては電波が届きにくく(PCで聴くけるようになりましたが)、なおかつジャズの番組で、有名なひとがDJをやっているわけでもなく、話も下手で、いい間違い多数、つっかえたりかんだり早口だったりで、いいところなんかほとんどない番組です。
通常、この手の放送に寄せられるメールの数がどれくらいか知りません。おまけにどうしようもないしろうとがやっている番組を聴いてくれているひととなれば、お聴きの方はとても少ないと思います。ですから、きっと聴取者の中のかなりの方がメールを寄せてくれたのだと思います。本当に有り難く思っています。
同時に音楽が結ぶ絆の強さを感じました。「音楽好き」という共通の趣味で、医者だけをやっていたなら出会うことがないであろうさまざまな世代・職業・バックグラウンドの方たちと知り合えましたが、今回の一件でもそのことを改めて認識しました。
音楽があったから(それだけじゃありませんが)、いまも昔の仲間たちと親しく付き合っています。趣味は利害と無縁の人間関係が築ける──そんなことをこの年になって強く認識するようになりました。「マイクの前で話す」ことは大の苦手ですが、みなさんのあたたかい心に触れられるなら、これも悪くないなと思っています。
それで明日の「Jazz Conversation」はこんな内容になりそうです
Jazz Conversation #013(2010.3.28.放送)
①【16:00:今月の新譜(2010年3月)】
②【16:30:マイルスの真実(第13回:パーカー・クインテットでのレコーディング~その2)】
③【17:00:インタヴュー(第12回:ジョージ・デューク)】
④【17:30:アーティスト特集(第3回:ブルーノート時代のハービー・ハンコック)】
とりわけ、ジョージ・デュークがひとり二役でマイルスとの会話を再現するくだりは聴きものですよ。ぼくも笑いこけています。お時間とお暇のある方は16時からラジオかPCをこの番組に合わせてください。でも恥ずかしいから、何かしながら聴いてくださいね。真剣に耳を傾けると、アラばかりが目立ちますから。