先日ですが観てきました。
どうせ観るならIMAX 3Dでと、川崎ラゾーナの「109 Cinemas」へ。
実はニューヨークで観ようと思ったのですが、行きたい日のチケットが完売だったため、東京に戻ってからとなりました。
こちらもかなりの混雑で、ギリギリにチケットが買えたといったところです。
入り口で3Dのめがねが渡されます。以前の2色のものとはまったく違いました。スキーのゴーグルみたいでしょ。ちなみに上映中にめがねを外してスクリーンを観たのですが、外しても映像は割と普通で、字幕が少し滲んで読みづらかった程度です。
この映画、大昔の3Dとはまったく違います。今後はこういう映画が増えるんでしょうね。これまでに体験したことのないものが体験できた喜びを覚えました。とはいっても、シーンによって立体感にばらつきがあるのは目が悪いせいかしら? あと字幕が少し手前に出てくるため、ちょっと焦点が合わせづらいときもありました。目のいいひとなら気にならないんでしょうね。
映像の美しさはロジャー・ディーンが描いたイエスのジャケットみたいです。スピード感があるので、観終わったときは少し疲れていました。それだけ映画に没入していたってことでしょう。ネットでは、「その世界に自分もいる感じ」みたいなことが書かれていましたが、そこまではいけなかったです。あくまで、目の前で展開されているストーリーでした。
いろんなものが発達して、映画もここまで来たのか、そういう思いで映画館を出てきました。iPodにしてもそうですが、昔は自分のポケットにブルーノートのすべてが入るなんて想像すらしていませんでした。3Dの映画が主流になるかどうかはわかりませんが、世の中がどのように変わっていくかを体験している面白さには格別なものがあります。その象徴的な出来事が、最近ではこの映画だってことでしょう、ぼくにとっては、ですが。
こういう映画を作ってしまうハリウッドの底力、見直しました。そうそう、立体感の点では、予告編で観た『不思議の国のアリス』のほうが圧倒的でした。いろんなものが飛んできて、それを何度もよけてしまいましたから。とくに猫の飛び出してくるシーンが凄かったです! 『アバター』でぼくがよけたのは1回きりです。よければいいってものじゃないですけど。