昨日からの雨がやんでいません。空も曇っていますし、風も強いし、こういう日はちょっと気分が暗くなります。おまけにスタンドが2台壊れ、朝から暗い部屋で朝食を取り、原稿を書いています。
ぼくは暗いのが苦手で、とくに暗いところで食事をするのが嫌いです。なので、ジャズ・クラブではよほどの例外がない限り食事はしません。だってどんな色や形をしているのかよくわからないもの、食べたいって思います? それより、音楽に耳を傾けていたいですから。食事って目で見て楽しむ要素があるじゃないですか。食器にはそれほどこだわりませんが、それでもおいしくなさそうな食器に盛られているのは嫌ですね。
それで部屋が暗いと気持ちが落ち込んでしまうからと、ジムから戻ったところでスタンドを買いに。といっても、これがなかなか難しい。どこで売っているのやら。普段何気なく歩いていると見かけるんですが、さてどこへ行けばいいのか。外れがないだろうということで34丁目と7番街の角にあるK-Martへ。
ここは安売り王みたいなところなので品物はジャンクですが、とりあえず明るくなればいいやということで、安いスタンドを買ってみました。
これは近くのメイシーズのイルミネーション。昼前なのではっきりしませんが。
5番街にある「Au Bon Paint」で昼食をと思い向かったところ、店の前で火事騒ぎが。結局なにもなかったみたいですけど。
それで、いつものようにプロシュートのサンドウィッチをハーフで。
とにかく一度アパートに戻ろうと思い帰ってきたのですが、風も雨脚もだんだん強くなるし、とくにやることもないので、午後は明るくなった部屋でグダグダ。
そういえば先日スタバでこんなものを買いました。前回来たときも買って帰ったんですが、このインスタント・コーヒーがなかなかおいしくて。日本じゃ売ってないでしょ。左から、デカフェ、イタリアン・ロースト、コロムビア。上段の缶は、赤いのがシナモン味のミントで、残りふたつはガムです。青がペパーミント、緑がスペアミント味です。
箱の中はこんな感じです。
夜はグリニッチ・ヴィレッジ」にある「Zinc Bar」で取材が入っているため、そこからそれほど遠くない(ぼくの足なら)ソーホーの「Kelly And Ping」で夕食。メインはビーフとマッシュルーム、ほうれん草、ヌードルの炒め物(Jap Chae)。ビーフのセクションに入っていますが、ヌードルのセクションに入れておいたほうがいいのでは? といった内容です。
こちらはいつもの青菜炒め。
その後、久々にブリーカー・ストリートを歩いていたら、昔の「Village Gate」が「Le Poison Louge」(158Bleecker St.)という名前のクラブになっていました。
ウォレス・ルーニーも出演しますが、帰国が1月2日なのですれ違いです。残念!
それで「Zinc Bar」(82W 3rd St.)へ。ダイナース・クラブの会報誌でニューヨークのジャズ特集を組むための取材です。このクラブ、1年前に以前のハウストン・ストリートから現在のトンプソン・ストリートとサリバン・ストリートの間にあるこの場所に引越しました。
今回の取材はクラブ・オーナーから話を聞くというもので、この模様は音質さえよければInter-FMでも紹介したいと思っています。
初めて知ったのですが、この店は1940年代に「クラブ・シンデレラ」と呼ばれていたところだそうです。オーナーのアレックスによれば、セロニアス・モンクがハウス・ピアニストとして働いていたこともあり、フランク・シナトラやビリー・ホリデイも出演したのだとか。ステージは当時のままと言っていました。
それでこの日はリオから着いたばかりというブラジルの女性シンガー、Marianniが出演。現代のブラジルにおけるポピュラー・ミュージックを堪能して帰ってきました。