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川隆夫の JAZZ BLOG
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©Kozocom (photo by Shuichi Kasahara)
職業:JAZZジャーナリスト、整形外科医、DJ

ニューヨーク大学の大学院在学中にアート・ブレーキーやマルサリス兄弟など数多くのミュージシャンと知り合う。帰国後、JAZZを中心に約3000本のライナーノーツを手がけると共にJAZZ関連の著書を多数出版。ブルーノートの完全コレクターとしても有名。その他、マイルス・デイヴィスやブルーノートの創始者アルフレッド・ライオンの来日時の主治医を勤めるなど、現役の整形外科医としても第一線で活躍中。

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3.19:ジャズメン、ジャズを聴く!


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2009-11-15 『ゼロの焦点』@「六本木TOHOシネマズ」
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 封切初日の昨日、この映画を観てきました。小説も何度も読みましたし、昔作られた映画も観ています。何度かテレビ化もされているのでそれらもたいていは観ているんじゃないかしら。なにせ清張ファンですから。彼の小説は文庫になっているものならほぼ全部読んでるでしょうね。

 って、自慢しても仕方ないですが、この映画、過去の映像作品の中では一番豪華な作りだったかもしれません。清張といえば社会派ミステリーの代表格です。この話も、戦後の混乱期の世情が背景にあります。ぼくはこの時代をテーマにした映画やテレビ・ドラマをいろいろ観ていて、服装に違和感を覚えることが多いです。

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 ぼくが小学校低学年のころの時代の話です。この時代に市井のひとたちがこんなにばりっとした服を着ていた記憶がないんですね。どちらかといえばボロに近い服装のひとが多かったです。ところが、登場人物はいずれもきれいでちゃんとデザインされたスーツや服やコートを着ています。色もきれいなものばかり。お見合いの席で主人公の男性が着ていた深い切れ込みのセンターベンツなんてあの時代にあったでしょうか? 映画だから視覚的要素も重要ですが、ぼくはそういうところが気になります。

 自分のことを振り返って一番共鳴できたのは『三丁目の夕日』ですね。あの映画に出てくる子供たちの薄汚れた感じ。ぼくと同じ歳ごろの子供たちですが、ぼくもあんな感じでした。医者の息子で、平均よりは少し上の生活をしていたかもしれません。それでもあんなものでした。だって、お金があったって、そんないい服なんかほとんど流通していなかったんですから。

 物がなかった時代です。その時代に育ったぼくとしては、どうも服装が気になって気になってしかたありません。でも、そんなことは瑣末なことでしょう。悲しい映画です。自分ではどうしようもできない人生の流れ。

 ぼくだって思いもよらぬことの積み重ねでいまの生活があります。いいほうに転ぶこともあれば悪いほうに転ぶこともあります。そこが人生です。この映画の主人公は、戦争の不幸を背負い、それでも健気に生きてきたんだと思います。しかし誤解や引け目やさまざまな思いが交錯し、自分たちの人生が翻弄されます。

 それを思うにつけ、いい時代に生まれたことを実感しました。服装がどうだとかこうだとか言えることだって、幸せな時代に生きているからこそでしょう。経済は最悪かもしれません。そこから引き起こされる悲劇がドミノのように広がっているのもわかります。それでも、戦争のない国に生きている幸せをかみ締めたいと思います。
by jazz_ogawa | 2009-11-15 14:02 | 映画&DVD | Trackback | Comments(9)
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Commented by med_ical at 2009-11-15 17:41 x
涼子ちゃんが盛んにTVに出て宣伝していました、主役だったのですね。小川さんは清張ファンだったのですか。昔は物が豊富ではなかったけど今より人々の希望とパワーがあったと思います。東京育ちですが新川病院(後の杏林大学病院)の近くだったので自然が多くいい環境で子供時代を過ごすことができました。
Commented by moto at 2009-11-15 19:55 x
小川さんこんにちは.電車から冬の日本海を見ている場面を、テレビで少し見て、原作をふっと思い出しました.この映画はボク的にどうなんだろ?原作はほんとに面白かったからなー・・・・
ボクが一番好きなのは、野村芳太郎監督の「砂の器」、これはいまだにボクの邦画ベスト3に入っています・・・小川さんの”The Amazing Bud Powell Vol.1”と同じくらい好きです.
Commented by jazz_ogawa at 2009-11-16 17:40
med_icalさん、あの時代は明日への希望がありましたよね。戦後の復興期ってみんな貧しかったけれど、いまより人間が優しかったように思います。
Commented by jazz_ogawa at 2009-11-16 17:42
motoさん、『砂の器』も名作ですね。何年か前にニュー・プリントでまた観ましたが、冬の日本海の寂しさが主人公の心情と重なり、とても印象深かったことを覚えています。
Commented by マダム松澤 at 2009-11-18 22:49 x
☆小川さまっ

はじめまして!ゆりちゃんからご紹介いただきました、松澤でございます~。先日は、うれしすぎるコメントをいただきながら、あちらのブログは放置状態になってしまい、お返事も差し上げないまま、大変失礼いたしました!小川さんの神戸のイベント、とっても楽しみですね。ただ、わたしは今回どうしてもはずせない所要があって伺えません(涙涙です)。もう残念で半泣きになっております。
でもきっと次の機会にお目にかかれますこと、心より楽しみにしております。

Commented by マダム松澤 at 2009-11-18 22:50 x
続きでございます~。

そうそう。NY ではもちろん、「オウリオール」も「ゴッサムグリル&バー」もよく行きました大好きです。「ジョーン・ジョージ」は残念ながら行ったことがありません。わたしがいちばん好きだったのは、「ブーレー」の絶頂期でしたが、いまはもう、あのときの活気はないようです。「ジョーンズニューヨーク」も小川さんのNYのレポでお写真を拝見しながら、なつかしく思い出しておりました。
あっ、ぜんぜん今回のテーマとは違うことを書いて申し訳ありません。
松本清張、大好きですが、小川さんの衣装のご指摘、その通り!と首がムチうちになりそうなほど、うなづいてしまいましたっ。衣装って物語を語る上で、ぜったい欠かせませんもの。そういえば、「TOMMY」というミュージカル、ブロードウェイの舞台では当事のファッションを忠実に再現しっていましたが、ウエストエンドでは新しい洋服で、なんだかなーなんて思ってしまいました。
ああ、でもほんとに戦争のない国に暮らす幸せをしみじみかみ締めなければ・・・と思いました。
長々と失礼いたしました。どうぞこれからもよろしくお願いいたしますっ!
Commented by jazz_ogawa at 2009-11-19 00:58
マダム松澤サマ、と敢えて「サマ」と呼ばせていただきます。「Bouley」はぼくも昔のDuanne St.にあったころが一番おいしかったと思います。引っ越してからはメニューも代わり、ベイカリーも併設したためパンの種類も多くなりましたが、ぼくが好きだったサワードがなくなり、がっかりです。あそこのサワードは絶品でした、そう思いませんか? なので、最近は行く回数がめっきり減っています。
Commented by ゆう at 2009-11-23 12:39 x
先週見てきました。
愛だけを残せ~♪の中島みゆきの歌がとっても迫力あって、
力強くてテーマ性がある歌を書く彼女を再確認してきました。
小説を読んだことがなかったのですが、
読んでみたくなる内容でした。
Commented by jazz_ogawa at 2009-11-23 14:06
ゆうさん、時代背景とは関係なく、この物語は世代を超えて考えさせる内容を含んでいると思います。それほどの長編ではありませんが、小説も読み応えがあります。
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