おかげさまで昨年に続いて『ジャケ裏の真実』の2作目が出せました。『ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実 4000番台(4001-4100番)ライナーノーツ全解説』。1冊目は1501~1600番の99枚で、今回は欠番がないので4001~4100番までの100枚を紹介しています。今回は各ページにジャケ裏の写真も配することができましたが、スペースの都合で文字が読めるほど大きくありません。もっとも文字が読めるサイズの写真を掲載するなら、本もLPサイズに近くなってしまいますから。
2冊並べると、いい感じです。と、自己満足。出したい本が出せるって幸せですね。
背表紙もいいでしょ?
ついでにこれまで書いたブルーノート本もまとめてみました。これはライフワークの「ブルーノート3部作」。ここまでの5冊は全部ハード・カヴァーです。ハード・カヴァー・フェチですから、ひとりでニンマリといったところです。安手じゃなくてキチンとした本を作ってきてよかったなぁとしみじみ思います。
背表紙です。版形がみんな違うのは、最初から意図したものです。いろいろな大きさのハード・カヴァーでこの3部作は作りたかったんですね。好きなように作らせてくれた東京キララ社には感謝しています。
こちらはそれ以外のブルーノート本。似たようなものをよくぞ書いてきたものだと思います。今年だけでブルーノート本を3冊(『ジャケ裏の真実』、『読本』、『大事典』)、そこに改訂版の『ブルーノート・コレクターズ・ガイド』を加えれば4冊というのは、いったいどういうことなんでしょう。この出版不況下で、自分としては考えられないことだと思っています。これも購読してくださるみなさんのおかげです。本当にありがとうございます。
こちらは、共著で出したブルーノート本です。ほかにも何冊かありますが、とにかくブルーノート本は日本でかなり特殊なポジションにあることがわかります。プレスティッジ本もリバーサイド本もないですからね。ジャズ・レーベルで単行本、それもかなりの数の本が出るのはブルーノート以外ありません。
ブルーノートと出会い、音楽に惚れ込み、創立者の知遇を得、そしてこうした本が出せたこと。人生って本当に面白いし、楽しいですね。これも周囲のひとたちの優しさのおかです。いくら感謝をしてもしきれません。だからこそ今後もみなさんに読んでいただけるものを書かないと。
で、話を元に戻すと、『ザ・ブルーノート、ジャケ裏の真実 4000番台(4001-4100番)ライナーノーツ全解説』はAmazonで発売中です。大きな書店でも並んでいると思いますので、ぜひよろしく。来年になったら3冊目の『4100番台編』も出したいので、そのためにも今回の本が売れてくれるといいのですが。