昨日は京都大学近くにある「バー探偵」で、「ONゼミ」を開催しました。なかなか趣のあるお店で、テーマの「60年代マイルス」にもぴったりの雰囲気でした。
この「バー探偵」のオーナーは映画監督の林海象さん。50年くらい前からあった喫茶店をそのまま借りて、昼間は喫茶店、夜は木・金・土曜のみバーとして営業しています。写真のように昭和を感じさせるレトロな内装です。昔のジャズ喫茶みたいな雰囲気でもありました。
林さんとはちょっとした関係から知り合い、今回はたまたま関西方面に行くチケットをある方からいただいたことで、イヴェントの開催になりました。おかげさまで満席の盛況。ご来場のみなさん、楽しんでいただけたでしょうか。
このお店、2枚目の写真に写っているポスターが張ってある本棚が実は隠し扉になっていて、その奥に秘密の小部屋があります。それがこの写真です。こちらは、お店の内装に合わせ、映画の大道具さんが船(たぶん)の内部みたいにしつらえたそうです。
肝心の内容ですが、駒場東大前の「Orchard Bar」で始めた「60年代音楽」の番外編ということで、マイルス・デイヴィスがこの時代に残した演奏を聴きながら、10年間でどれだけ音楽が発展させたかをみなさんと実際に聴いてみました。
【Set List】
1. Blue In Green from KIND OF BLUE
2. Spanish Key from BITCHES BREW
3. Saeta from SKETCHES OF SPAIN
4. Someday My Prince Will Come from SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
5. Seven Steps To Heaven from SEVEN STEPS TO HEAVEN
6. So What from MILES IN TOKYO
7. Eighty-One from ESP
8. Pinocchio from NEFERTITI
9. Paraphernalia from MILES IN THE SKY
10. Frelon Brun(Brown Hornet) from FILLES DE KILIMANJARO
11. Shhh~Peaceful from IN A SILENT WAY
12. Spanish Key from BITCHES BREW
今回はいつにも増して音楽をつめすぎました。ということで、当然時間オーヴァーです。でも林さんは喜んでくれて、このイヴェントを定例化したいといってくれました。というわけで、最後にふたりでパチリ。
これは始まる前の時間潰しで、お店にあるギターをちょっとさわってみました。気分はパコ・デ・ルシアなんですけど(笑)。
それはそうと、お忙しい中たくさんの方にいらしていただきありがとうございました。次回もお邪魔するときはぜひよろしく。