歴代スタッフ裏話その21:7thアルバム後編 <藤村さん> |
7thアルバム 『ディグ・アウト・ユア・ソウル/Dig Out Your Soul』
(08年10月1日発売)
(前回8/20付からの続き)
ちなみに、ミュージック・ステーション出演も藤村さん担当時の出来事だ。
「最後に2曲やってくださいみたいな話になったんですね。でもリハーサル前日に、まあ本人たちはいない中ですが、サプライズでやっぱり当時CMタイアップだった"ホワットエヴァー"をやってほしいと。でもマネージメントは、ノー。どうにかしてやる方法ないかな、みたいな話をしてたんですよ」
さて、どうする?
「ライヴでノエルが、歌ってくれたじゃないですか。で、あれからノエルだけは柔軟になってきて。でもマネージメントはやっぱりノー。じゃあこれは、いっちょ賭けで本人に言ってみるかみたいな話になって。当日早めに入ってもらったときに、ちょっと話があるんだけどみたいなところで、今回、本編としては2曲だけ。ただ、最後だからエンドロールのところでゲリラ的にやるっていうのどう?って話したら、イエスって言ってくれたんです。そこで急遽ひな壇にも行かないし、わーってやってるときにじつはここでサプライズで突然アンコールやってますみたいな。いちばん怖いマネージャーがいたんですけど、ノエルさえひっくり返せば、イエスって言わざるをえない。ただ、やりかたを間違えちゃうと、今後その人はお前らまたノエルに言うんじゃねえぞ、俺をちゃんと通せよみたいな話になるんで、そうならないようには配慮してました。だから、賭けでしたね」
そして"ホワットエヴァー"を演奏するさまを、リアムは脇からしっかり見ていたのだそう。
「見ているくらいだったらキミも歌いなよみたいな感じなんですけど(笑)。でもリアムは、ノリながら見てましたね。ノエルはこの曲自体あまり好きじゃないってインタビューとかでも言ってましたが、リアムは兄貴が言うほど嫌いじゃない。むしろ、俺は結構好きな曲だけどねって感じだったんですよ。だから、チャンスがあればまた歌う機会があるかもねくらいな話はしていました。ただ、いまの流れとしてはあいつがやるって言ってるから、べつにそこを邪魔するするつもりはない、って」
(次回へ続く)
interview & text by 妹沢奈美
by oasis_sony
| 2010-08-24 18:24
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