ニューヨークのミッドタウン、34丁目にある老舗デパートのMacy's(メイシーズ)。
サンクス・ギビング・デーのパレードを主催したり、
映画「34丁目の奇跡」の舞台になるなど、古くから市民に親しまれています。近年は、売り上げの一部を寄付するセール・イベントを行うなど社会貢献活動も活発。
先週末、そんなメイシーズの子供服売り場にて、ユニークなイベントが催されました。今年で第三回となる
Spelling Bee(スペリング・ビー)大会!
Spelling Beeとは、口頭で伝えられた英単語のスペルと意味を参加者(=通常子ども)が1人で即時に答えるゲームのようなもの。Beeにはミツバチの他に、「(競技や仕事などのための)人々の集い」という意味もあるんですよ。
子供向けと言っても、コンサートやダンス・パフォーマンスとは違ってかなり教育的な意味合いが強いイベント。どんな雰囲気なのかなって思って行ってみたら、予想以上の盛況ぶりでビックリ。ステージ前には幅広い年齢層のチビッ子たちが行列をつくるほどでした。Spelling Beeってアメリカではとてもポピュラーなんですね。
軽く調べてみると、Spelling Beeはアメリカが発祥地と言われていて、年に一度の全国大会の様子はテレビや新聞の一般ニュースでも結構頻繁に取り上げられてるんです。
ちゃんとしたイベントまでできちゃって、遊びながら学べる環境をうまく演出してるところが、いかにもアメリカらしいですよね。
日本の場合、高校生による自作ロボットのコンテストとかは有名ですけど、文系のこういう感じの大会とかが世間の注目を集めたり話題にならないのは、なんだかちょっと不思議な気がします。識字率も高いし、漢字のように海外でもその字体の美しさを評価される素晴らしい言語があるのにね。どうしてなのかな?
〔ご参考〕
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http://www.spellingbee.com/:全国大会公式サイト
「はい、次はパイナップル。」「P・i・n・e・a・p・p・l・e。黄色いフルーツです。」みたいなやり取りがあって、正解すると観衆から大きな拍手と喚声があがります。子ども達の嬉しそうな表情が印象的。これぞ「楽しみながら学ぶ」って感じ。多分、子ども達にとっては大人が考える以上にこういう機会って重要なんでしょうね。過度の競争は良くないけど、楽しみながら競い合える環境は自信やモチベーションにつながるのかも。なお、Spelling Beeは、現在、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダなど世界各国で全国大会が開催されるほど普及してます。
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