昨日ご紹介した
野外映画イベント、Movies With A Viewの続編。せっかくなので、周辺のサンセット風景も楽しんできました。ここは近年、
再開発で注目されてるDUMBO(Down Under The Manhattan Bridge Overpassの略)エリア。元倉庫街だけあって石畳の道とレンガ造りの建物が多め。これが夕日のオレンジ色に染まると、もう本当に綺麗なんですよー。
どうせ映画は日没以降ってことで、場所を確保してから公園の芝生や人工砂浜で遊んでるファミリーもいっぱい。
沈み行く太陽の光の中に、浮かび上がる親子の影。穏やかな風にのって、波の音と子ども達のかわいい笑い声が聴こえてきます。オレンジ色した川の向こう岸に見えるのは、いかにも
ニューヨークな摩天楼。このシーン自体が映画じゃないの?ってくらいの美しさと心地よさです。
でも、映画がはじまるのが日没以降(この時期は夜9~10時)ってことは、
映画が終わった後は、もう深夜0時前ってことですね。これってよーく考えてみると、面白いことに気がつきます。
まず、この会場に限らず野外映画祭の会場は、どこも駐車スペースが限られてますから、普通、車で来る人はいません。大半の方々は徒歩または地下鉄やバスで帰ります。っていうことは、そんな深夜に歩いても、地下鉄やバスに乗っても大丈夫ってことなのですよ。近年、こういった野外映画イベントが急増してるってことは、
ニューヨークの治安が改善してるってことなのでしょうね。
それから、地下鉄やバスですが、これは昔からニューヨークでは24時間運転。つまり、終電がないんですよー。これってすごくないですか?いろいろメリットは挙げられますが、終電がないからニューヨークにいっぱいある通常のミュージカルやコンサートの開演時間も、皆の仕事が終わってから行ける時間帯に設定できるんですよ。まぁ、この野外映画イベントも日没後の夜9~10時ですけど、こんなの終電が12時とかだったら成立しませんよね。
もし終電があって、終電にあわせて開始時間を早めの時間帯にしたら?
こういった野外映画イベントは、日没前じゃスクリーンに映画が映りませんから厳しいでしょうね。通常のミュージカルや演劇やコンサートとかも、
開演時間があまりに早くなると普通に会社で働いている人は見にいけません。仕事帰りのパパと合流して・・・とか、子ども達のそういう楽しみもなくなってしまいます(涙)。ニューヨークでエンターテイメント・ビジネスが発展しつづける理由とか、もっと言うと、妙にワクワクしてくるニューヨークっぽい独特の雰囲気の背景には、地下鉄が24時間動いてるってのが、案外大きな影響を与えてるのかも。
仕事帰りっぽい赤ちゃん連れのパパもいました大切に、大切に支えてる手のひら・・・
最後の写真のお父さん、まだ赤ちゃんのお嬢さんを、大切に、大切に支えていて、その手のひらからたっぷりの愛情と優しさがこっちにも伝わってきます。夕日がすごく綺麗だったから美しい景色をいっぱい見せてあげようって思ったんでしょうね。この子もじーっと景色を見つめていて、やっぱり赤ちゃんでも(だからこそ?)綺麗な景色は好きなのかな。
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