地下鉄の電車内で見つけた広告。結構、頻繁に出てるので見覚えのある方も多いと思いますが、コレ、何の広告か分かります？魚屋さんじゃないですよ。
Philosophy Worksっていう「実践的な哲学」を学べる学校（The School of Practical Philosophy）の広告。えっ、何ソレ？って感じですよね。
ニューヨークには「哲学」を教える学校があるんですよ。学校って言っても社会人向けのカルチャースクールみたいな感じですけど。それに、子ども用コースとかもあるんです？！子どもに哲学って精神面の発育良すぎですね。
Philosophy Worksの歴史は案外古く、1964年にニューヨークではじまって今では全米各地に展開中。本校はアッパーイーストの住宅街。79丁目の5th Ave.とMadison Ave.の間。ニューヨークが発祥の地。頻繁にポスターを見かけるわけです。
それにしても、哲学の学校だから当たり前って言えばそうなんですけど、ここの宣伝ポスターって、書いてあるメッセージがどれも深くて、かなり哲学的。ニューヨークには、
ポジティブ・メッセージが街角にいっぱい！って以前ご紹介しましたが、ポジティブ・メッセージって哲学的だったりしますよね。Philosophy Worksが生まれたのかも、そんな文化的土壌の影響かも。興味深いです。せっかくだから、広告に書かれてるメッセージをちょっと訳しておきます。
・WHO AM I?
「私は誰？」
・WHAT IS MY PURPOSE?
「私の（人生の）目的は何なのだろう？」
・HOW CAN I REALIZE MY POTENTIAL?
「自分の潜在能力をどうやったら実現できるの？」
・What am I doing here?
「私はここで何をやってるんだろう？」
建物の雰囲気も哲学の学校っぽいです
〔ご参考情報〕
・
Philosophy Works（公式サイト）
ADD: 12 East 79th Street, between Madison and Fifth avenues
上の宣伝の問いかけに答えられる人って、多分なかなかいないですよね。永遠の課題じゃないかな？それにしても、ここが40年以上も続いてて拡大してるってことは、習い事とかお稽古事の選択肢の１つに、「実践的な哲学を勉強してみようかしら？」って思う人たちがいっぱいいるってことなんでしょうねー。なんかすごく面白そう。子ども向けのワークショップとかでいいので、試しにちょっと参加してみようかな。
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