イーストビレッジの南、Bowery通りと2nd Ave.の間の4th Street。このストリートは、別名"Fourth Arts Block"と呼ばれていて、100年以上の歴史を持つ6棟の建物が集中しています。その多くは、上層階がアパート、1階部分には今も運営を続ける昔ながらの小さな劇場が入っていて、タイムスリップしたような雰囲気。
常に新しい何かが登場するニューヨークですが、歴史や伝統を伝える建物の保全活動も盛んで、このFourth Arts Blockを保全&リノベーションするための寄付金集めのイベントも行われてます。イベントの名前はずばり、"FAB(=Fourth Arts Block) Festival"。
歴史ある劇場街だけあって、参加者の多くは劇場関係者。たった1ブロックだけの区間にステージが3つも登場し、他にもパフォーマンス・スペースがあちこちにあって、演劇、ダンス、歌などのいろんなエンターテイメントが繰り広げられます。
とても興味深かったのは、劇場街そのものは古い歴史を感じさせる大衆劇場の並ぶ通りって感じなのに、パフォーマーの多くが若者達だったこと。日本の大衆演劇みたいなショーが見れるのかと思ったら全然違うんです。どうやらここの劇場は、日中、ダンススクールや演劇のワークショップの会場になってるところも多いみたい。ドアが開いてた劇場内では、この日もではちびっ子バレースクールがレッスン中。日頃、ここを使ってる若者や子ども達の発表会の場にもなってるようです。地元の方々もとても協力的。自分たちの子どもが通ってたり、顔なじみの子も多いんでしょうね。
〔ご参考情報〕
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Fourth Arts Block(主催NPO団体の公式HP)
歴史や伝統のある建物や地域の保全活動に、若者や子ども達がこんなに主体的に参加してるんですねー。もっとご年配の方々が大衆演劇とか見せてくれるのかと思って行ったんですが、演劇やダンスを学ぶ若者たちで大賑わいでした。世代を超えて、人種の違いを超えて、ニューヨークの歴史や伝統は自然に受け継がれていくんですね。※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。「人気blogランキング」