ニューヨークの街角で何気なく見かけるポジティブなメッセージの数々。本屋さんにならぶノートの表紙にも”Go confidently in the direction of your dreams! Live the life you've imagined.”(君の夢に向かって自信を持って行こう!君の想像する人生を生きよう)、なんてメッセージがどーんと書いてあります。
ビジネス書とかだったらまだしも、女の子向け、または子ども向けの可愛いらしい小さな本にもポジティブなメッセージが満載。クレヨンで描いたような文字で、"Believe in Yourself"(あなた自身を信じよう)なんて表紙のこんな本とかまで普通に売ってます。
お花や小鳥のイラストいっぱいなページには、"Don't wait for the world to change. Change it yourself."(世界が変わるのを待たないで。自分で世界を変えよう)のような熱いメッセージが盛りだくさん。ちなみに、お花のアクセサリーのようなブックマーク付き。かわいいーんですけど、いったい出版社が想定してるこの本の読者層って誰なんだろ。やっぱり、ティーンネイジャーとかもっと若い女の子向け?
評価が高いっていうか、街の広告とかあらゆる場所で普通に目にするって感じです。左の写真はアディダスの有名な広告、"Impossible is Nothing"(不可能はない)。
このキャンペーンが行われてた頃、広告業界の世界の首都でもあるニューヨークでは街中のいたるところに「不可能はない」のキャッチコピー付のポスターが張り出されてました。最初、うっかり"I Love NY"に次ぐニューヨーク市とか観光局の新しいキャッチコピーの広告かと思ったんですけど、アディダスだったんですね。
【追記】 Better Mood and Better Performance Learning Rule-Described Categories Is Enhanced by Positive Mood ~2010年Psychological Science掲載論文。前向きさがクリエイティビティを高まると科学的に証明。
ニューヨークの街角はホントにポジティブ・メッセージが多いのです。今回は「前向きさ」にテーマを絞って書いてみましたが、「自分と向き合う」ということと大きく関係する気がします(ご参考過去ログ:「自分の心の声に耳を傾けるということの効果」)。ニューヨークって自分と向き合うのにもとてもいい環境かも(ご参考過去ログ:「グローバル化時代への希望」)。あと、重要なのは、「考える」だけじゃなくて「行動」することっていうのもよく指摘されます。上で紹介した女の子向けの可愛い本にも、"One of my rules is: Never try to do anything. Just do it."。なんて書いてありました。