
ハーレムで発見した新しいジャズ関連の専門店、ビッグ・アップル・ジャズ(Big Apple Jazz)。場所はAdam C. Powell Jr. Blvd.沿い、131~132丁目の間。

実は、お店ができてからまだ1年ほど。細長い店内はキレイに整理されていて、SOHOやビレッジとかにありそうなお洒落な雰囲気。そんなにジャズに詳しくない方が訪れても楽しめるかも?
ジャズCDはもちろん、ジャズ関連の書籍、Tシャツ、マグカップ、キャップ、雑貨など、取り扱い商品は多種多様。さらにハーレムやアッパーサイドなど近隣エリアのローカル・ジャズ・ライブ情報も、告知のビラが積んであるコーナーで自由に確認できるようになってて実用的なのです。

この日、お店にいた笑顔の素敵なChiquitaさん。とてもフレンドリーにお話してくれた彼女、頂いた名刺の役職はこのお店のギャラリー・コーディネーター(Gallery Coordinator)でした?!なんと、このビッグ・アップル・ジャズ、ジャズ関連商品を売っているだけじゃないのです。店内奥にはカフェのスペースも!これはいわゆるギャラリー・カフェ。展示されてる絵画やアートは、おそらく地元ハーレムのアーティスト達の作品なのでしょう。

どおりで小売店とは思えないお洒落な雰囲気が漂ってるわけですね。ハーレムという立地で、ジャズをテーマにしたお洒落なギャラリー兼ショップだなんて、とっても素敵。
さらに驚いたのは、このギャラリー・カフェでは、毎日、ジャズのライブ演奏を無料で聴くことができるんです。ニューヨークのハーレムにあるジャズ専門店+ギャラリー+カフェ+毎日ライブ・ミュージック・・・。これは本当にすごい組み合わせですね。ブランディング・コンセプトとしては最強レベルじゃないでしょうか。

また、このコンセプトは、お客さんに対してだけでなく、身内のスタッフにも大きな影響を与えてると思います。このChiquitaさんもそうですが、自分が関わる物事が他の人々に喜んでもらえる素晴らしいものだという信念を持っている人たちって素敵。そういう方々の瞳って、普通の人たちよりもキラキラ輝いてる気がします。元気をわけてもらえる感じ。治安も改善し、来訪する観光客も増えてますので、今後、ハーレムにもこういう感じの新しいお店や、Chiquitaさんのような方々がどんどん増えていくのかも・・・。かなり楽しみです♪

〔ご参考情報〕
・
www.bigapplejazz.com/
2236 Adam Clayton Powell Jr. Blvd., Harlem, NYC, NY 10027
(7th Ave. between 131st and 132nd Streets)
もともとハーレム地区は、1920年代くらいに超高級住宅街をつくるプロジェクトの一環で開発されたエリア。その開発業者が途中で破綻したため開発エリアは廃墟状態になったものの、両車線通行の幅広い車道や区画整備などのインフラについては、昔からマンハッタン内でも極めて優れたものになってるんです。だから治安が良くなって、人が流入し、ビジネスが拡大していったら、エリアとしての潜在的な成長力はかなり高いんだとか。今後、どういうふうに変わっていくのか、楽しみなエリアの1つです。
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