
ニューヨーク市民の憩いの場、公園。このブログでもこれまで数多くの公園をご紹介してきましたが、その中でおそらく唯一日本名がつけられてる公園が、ここ、サクラ・パーク(Sakura Park)。「Sakura」とは、もちろん日本を代表する樹木、「桜」のこと。現在の天皇陛下が皇太子時代に美智子様とご一緒にこの公園を訪れたこともあるそうです。

場所は、アッパーウェストの北端。高さ120メートルの塔が有名なリバーサイド・チャーチ(Riverside Church)のすぐ隣、122丁目とリバーサイド・ドライブ沿いの交差点。リバーサイドの名前のとおり通りの向こうにはハドソン川が見え、マンハッタン内とは思えないほど自然いっぱいなエリアです。
そんなエリアにあるこのサクラ・パーク、起源は結構古くて約100年前。当時のニューヨーク在住の日本人グループが、3,000本の桜(の苗木?)を日本から取り寄せてニューヨーク市へプレンゼントした際、新しくできた公園なんだとか。

プレゼントを喜んだニューヨーク市が、ロックフェラー氏の私有地の一部を買い取って桜を植える公園にしたんだそうです。1912年頃の出来事なのですが、3千本の桜を贈った方々も、そのお礼に公園作っちゃう方々も、とっても粋ですよね。
もちろん、このサクラ・パークには日本から贈られた桜が今でも残ってます。ちょうど今週末くらいから満開の咲きっぷり。お天気も良く、地元住民の方々もお花見してました。アッパーウェストの北端&西端ということもあって、ぜんぜん混んでなくてリラックス・ムードたっぷりなのもいい感じです。

〔ご参考情報〕
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モーニングサイド・ハイツ周辺地図(過去ログ)
ニューヨークの桜のシーズンは4月末~5月初旬ですので、「サクラパーク」に行くなら今がベスト。この桜の木も、遠い昔、日本からやってきたんだねーと思うと感慨深いです。
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