
昨日はイースター・サンデー(Easter Saturday:復活祭)。イースターとは、もともとイエス・キリストが蘇ったことにちなんだキリスト教の祝い日。でも、近年、ニューヨークでは宗教的な意味合いは薄れ、みんなで春の到来を祝う恒例行事になってる気がします。この時期、街中は
ウサギさんとヒヨコちゃんに占領され、イースター関連のイベントも年々増加中。

代表的なイースター関連のイベントと言えば、エッグ・ハント。直訳すると、卵狩?本来は自宅の庭や室内に隠したイースターエッグを子供たちに探させる伝統的な家庭の遊びだったそうですが、今では大きく発展しまして、公園などの広大なスペースの中に隠した卵の形をした色とりどりのケース(お菓子やオモチャ入り)をみんな(主にチビッコたち)で探す大規模なイベントになってます。
ブルックリンにあるイーストリバー沿いの大きな公園、ブルックリン・ブリッジ・パークでも、イースターのイベント(
Spring Fling Egg Hunt )が催されてました。

ここのイベントは、今年でまだ3回目。比較的新しいものですが、内容はかなり盛りだくさんです。エッグハントの卵もいっぱい!いったい卵は何個あるんでしょう?数千個は軽く超えてる気がします。
エッグハントのほかに、バンドのライブ演奏、フェイス・ペイント、ストーリー・テリング、さらにブルックリン子供ミュージアム(Brooklyn Children’s museum)から来た動物のお友達との触れ合いの場などが用意されてまして、そのすべてがなんと無料!毎度のことながら、驚かされますね。ニューヨークではこうしたイベントの多くが、スポンサー企業からの寄付金で運営されているのです。

また、ここ数年イースターを体験してて感じるのですが、
伝統的なコダワリとか、厳格な宗教的な決まりごとにとらわれすぎない!っていう発想は、文化的な背景を持つものを普及させる際にとても重要ですね。
イースターの場合、『家族や友達とみんなで春の到来を祝う日』みたいな位置づけにした結果、より多くの人々に受け入れられ、喜ばれ、ハッピーな祝い日となった気がします。これ、日本人は学ぶこと多し、です。日本の良さや日本文化の素晴らしさを伝えようとする時も、受け手となる人たちの文化や価値観にも目を向けて、少しでも多くの共感を得られるように伝えていくといいんじゃないでしょうか。このイースターの例のように、何か別の新しいものを一緒に創り出すくらいの発想で接した方が結果的に成功するのかもしれません。
ブルックリン・ブリッジ・パークは、ニューヨークの夜景スポットとしても非常に有名ですね。昼間に行ってもイーストリバー越しに見えるマンハッタンの摩天楼は絶景です。周辺はDUMBOと呼ばれるニューヨークでも近年注目されてるエリアの1つ。お散歩するのも楽しいですよ(→DUMBOお散歩コースMAP)。
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