ダウンタウンにあるグラマシー・パーク(Gramercy Park)。周辺は、歴史ある閑静な高級住宅街。この公園、実は、
アメリカ最古のプライベート・パーク。場所は、20~21 Stの間のLexington Ave.・・・っていうかLexington Ave.を分断してます。碁盤の目のように道が整備されてるニューヨークでこの立地ってところからしても長い歴史を感じさせてくれますね。
グラマシー・パークが作られたのは1930年代のこと。もともと農地(Gramercy Farm)の一部だったものを、オーナーのSamuel B. Rugglesさんが条件付きでニューヨーク市に寄付し、グラマシー・パークができました。
その条件の内容は、鉄製フェンスに囲まれたこの公園に入れるのは、鍵を持つ周辺住民(宅地所有者)の方々だけ、というもの。今も当時と同じで鍵を持つ方しか入れません。グラマシー・パークに鍵を持っていない人々が入れるのは、Gramercy Day(特に決まってませんが毎年だいたい5月の第一土曜日)に限られています。
公園の周りには、なんですかこれは?!というような大邸宅がずらり。秘密のトンネルまであるお屋敷(昔の州知事さんの家:今はナショナル・アーツ・クラブ)まであります。そういえば、東京ディズニーシーに「タワー・オブ・テラー」というアトラクションが登場したとき、このへんのお屋敷がモデルになってるのかと思ったほど。グラマシー・パーク周辺には、19世紀風の民家や馬小屋が今も残っていて、"The Block Beautiful"という名前がついてるブロックまであるのです(East 19th St., bet. Third Ave and Irving Place)。
公園中央部から南へ続くIrving Place。このストリート沿いの雰囲気はとても穏やかでお散歩にピッタリ。ニューヨークでは、1ブロック隣の道にいくと別世界!ってことが多いのですけど、グラマシー・パーク周辺もまさにそんな感じです。ダウンタウンの真ん中なのに驚くほど静か。アービング・プレースの名前がついた地元のカフェで休憩などしても楽しいですよー。
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