マンハッタンの街中で頻繁に見かけるニューヨークの市バス。台数、乗客数ともに世界最大規模なのだそうです。しかも、これらの市バスはその全てが"Kneeling Bus"なんですよ。"Kneeling Bus"というのは、バスが停車すると車高が自動的に下がって乗車口の階段が路面と同じくらいの高さになる仕掛けになってるバス。お年寄りや子どもに優しいバスなんですね。
さらに、この"Kneeling Bus"には、リフトや可動式の椅子などが装備されてます。
車椅子でも乗車できるようになってるんですよ。リフトを操作するのは運転手さん。
車椅子の方が乗車する数分間、当然、バスはしばらく停車することになるわけですが、急いでいるとか苦情を言う人は誰もいません。逆に、車椅子の方が乗り込むのをお手伝いする方がいるくらいな雰囲気。もし、バス停に停車するたびに車椅子の方が乗降したら、時刻表どおりの運行なんて絶対に無理だと思うんですけど、こうしたゆとり?がこの忙しいニューヨークの日常の中にあるのって、ホント、いいですねー。
「癒し」ブームなんてありましたが、癒しが必要になるほど傷つく前に心にゆとりを持って暮らしてみるってのもいいかもしれません。ニューヨークは大都会なんですけど、公園が多かったり、こんな感じで生活のちょっとした部分にゆとりが感じられることも多くて、気づかされることも多いです。
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