
昨日、ご紹介した「6人の肖像画」の近くでFusion Arts Museum(フュージョン・アート・ミュージアム)という面白そうなギャラリーを見つけました。場所は、Lower East SideのStanton St.とEldridge St.の交差点の南西コーナーからすぐ。もう、建物の外観からしてアーティスティックで、何かの秘密基地のような感じになっています。しかも、人の気配がありません。

本当に何かの秘密基地だったりして?なんて思いながら、「FusionArts Museum」と書かれた厚い鉄製のトビラを開けてあけると、奥のほうに責任者らしき女性がコンピューターに向かったまま"Hi"。
他にお客さんはいません。なんだかちょっと入りにくいなぁ・・・と思ったその瞬間、足元に「にゃぁ~」と何か暖かいものがジャレついてくるではありませんか。このギャラリーに住んでいる猫ちゃんのお出迎えです。この猫ちゃん、誰もお客さんのいないギャラリーに訪れた私達に大喜び。作品を見てまわる私達の後にテクテクとついてきます。じぃ~っとこちらを見上げて、一緒に遊んで!って言っているみたい。しゃがんでちょっと撫でてあげると、ごろりんと寝転んで、とても気持ち良さそう。可愛いかったですよぉ。こんなに人懐っこい猫ちゃんって珍しいです。このギャラリーのスタッフの一員のつもりなのかもしれません。
さて、すっかり猫ちゃんの話になってしまいましたが、少し、フュージョン・アートについてご説明しておきましょう。フィージョン・アートとは、コンテンポラリー・アートの一種のようです。コンテンポラリー・アートを調べてみると、「コンテンポラリーアートとは、全ての既成概念・既製の価値観から脱却した視点から創造されるアートで、これらの作品を一括りで説明することは困難です。知性ではなく感性で感じるアート。」とのこと。説明することが困難なだけあって、理解するのも難しそうです。ご参考までにFusionArts Museumのウェブサイト上でも定義が説明されていますので、ご紹介しておきましょう。
Contemporary art is art of the moment. Fusion art is an attempt to capture that moment.
和訳:「コンテンポラリーアートは、その瞬間を表現する芸術です。フュージョン・アートは、その瞬間をとらえようと試みるものです。」
どうやらアタマで理解しようとしては駄目みたいですね。知性ではなく感性で感じるアートだと思ってみたら一番しっくりきそうです。
【ご参考情報】
FusionArts Museum公式ページ
猫ちゃんと遊んですっかり長居してしまいましたが、ここの作品は独創的でかなり面白かったです。責任者の方にも色々お話をお伺いしました。ちょうど今、夏シーズンの特別イベントをいくつかやっているそうなので、ウェブサイト上のイベント情報とリンク先のイベント情報をチェックしてみると良いと思います。実際にこのギャラリーを訪れれば、ニューヨークの先鋭的アーティスト集団のイベント情報などのお話も教えてもらえます。
※コメント欄にはログインが必要です。お手数をおかけしますが、ExciteホームでID登録しブログトップでブログを開設してからログインください。既に登録済みの方はそのままご利用頂けます。
「人気blogランキング」